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人間関係

平成14年 8月 1日:初稿
■初めに
 前回は、人間のあらゆる人間の欲求の底に横たわる最も根元的な欲求は、他人に評価される欲求であり、これが政治家の原動力であり、世の中は政治によって動いているので、結局、人間社会は人間の他人に評価されたいと欲求によって支えられているということを述べました。今回は、この欲求と人間関係について考えてみたいと思います。

■評価欲求と夫婦関係
 夫婦関係が円満に行く究極の源は相互の評価ではないかと思っています。
 私の好きな夫婦もの演歌デュエット曲の「浪花恋しぐれ」の女性コーラス部分に次のような一節にあります。
「そばに~私が、ついてなければ~。
何も~、出来ないこの人やから~。」
 これは妻の心情ですが、夫は自分が支えていないと何も出来ない、要するに自分が夫の活動、大げさに言えば人生を支えていると言う自負があります。
 妻がこのような自負を持てるのは、夫の妻に対する有形無形の妻に対する評価の言動があるからです。
 夫は最初の歌詞で「芸のためなら~、女房も泣かす~。それが~、どうした、文句があるか~」と見得を切っています。しかし口ではそう言いながらも、「お前がいないと俺は何にも出来ない、お前が俺の支えなんだ」というメッセージを有形無形に伝えているはずです。でなければ、妻は、前記の心情に達しません。
 夫に自分の存在を評価されていること、しかも単に身の回りの世話をするだけの存在としての評価ではなく、人生のパートナーとしての存在評価をされていること、これが妻と円満に暮らす最大の原動力ではないかと思います。
 これは夫としても同じです。妻に評価され頼られていると言う実感がないと、仕事にもはりがでません。
 夫婦関係がうまくいくためには、お互いに相手を評価して頼りにしているメッセージを随時伝える努力が必要となります。
 ところが夫婦も長くなるとこの努力が特に夫において手薄になりがちです。そして、妻が「私が夫にとって何なんだろう」と疑問を感じてくると、その夫婦関係は危険水域に入ります。そのように感じる妻に気づかず放置しておくと、やがて法律事務所を訪れる状況となります。
 評価しているというメッセージは、夫婦が長くなるほど、照れくさくて出しにくくなる面はあります。しかし、夫婦関係を円満に維持したいの気持ちがある限りは、形に出して相手に伝えることが必要ですね。

■評価欲求と組織
 この評価欲求は、組織維持においても極めて重要です。組織と言っても詰まるところ人間関係です。組織が堅固なまとまりを持って活動力を高める方策は、組織に属する人間関係の絆を堅固にすることに尽きます。
 個人的な話しで恐縮ですが、私も難聴協会の組織に入っていますが、一時期、完全脱退を決意したことがあります。
 難聴協会にはメーリングリストがあり、情報交換をしていますが、一寸した意見の行き違いで人間未熟な私は激高し、「そんな言い方をされてまでやってられるか」と啖呵を切って一部の方に脱会を宣言しました。
 激高は一時的なものでした。少しおさまってからは、多分これまでの私の活動が少しは評価されているなら、会長、副会長から慰留されるだろうと思っていました。
 ところが会長、副会長からいつまでたっても何の慰留もありません。これで自分の活動は、評価されていなかったと悟り、完全脱会を決めました。ところがその矢先に、2人の方から「どうか止まって欲しい」と要請があり、少しは評価してくれる人も居たと思い直してメンバーには止まった次第です。
(以下次号に続く)
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