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映画”ゼロの焦点”を観て-主人公妻の名探偵ぶりに違和感

令和 5年 9月11日(月):初稿
○令和5年9月10日(日)は、松本清張市原作映画「張込み」を観た後に購入していた同じ松本清張氏原作のBDソフトでの映画「ゼロの焦点」を初めて観ました。昭和36年の作品ですから、令和5年からは62年前、私が10歳・小学3年生の時の映画です。当時、私は東映の時代劇映画ばかり観ており、松本清張作品は全く観ていませんでした。松本清張作品の小説は中学1年の時「西郷札」を読んだのを手始めに中学3年次までに「点と線」、「眼の壁」等有名作品を読み続け、当然、「ゼロの焦点」も読んでいましたが、内容は忘却の彼方でした。

映画「ゼロの焦点」は、2009(平成21)年にも広末涼子氏主演でリメイクされ、TV作品としてもリメイク放送されていますがいずれも観たことがなく、昭和36年作品も全く初めての鑑賞でした。原作小説内容も殆ど覚えておらず、初めて観る感覚で鑑賞できました。白黒映画で、BD化されて映像は多少は鮮明に感じましたが、4KUHD化された同じ時代の黒澤明監督作品「野良犬」や「生きる」程鮮明ではなく、BDと4KUHDの違いが分かりました。

○しかし、黙々と煙を吐いて運行する蒸気機関車や能登半島の暗い海の描写は見応えのあるものでした。新婚7日目で失踪した夫を探す新婚の妻禎子を演じる久我美子氏、夫が懇意にしていた会社社長夫人を演じる高千穂ひづる氏、夫の隠れた内縁の妻を演じる有馬稲子氏の昭和を代表する3美人女優の競演も見応えがありました。特に夫の死の真相が明らかになる後半の展開は、迫力あるシーンが連続します。しかし、素人である妻禎子が、どうしてそこまで名探偵の如く真相を掴めたのかの説明が不十分でちと違和感を感じました。小説では詳しく説明が記述されていると思われますが、数十年ぶりに再度読んでみようかと思っています。

○映画コムレビューによると、2009年作品リメイク版「ゼロの焦点」の方が評判が良さそうで、こちらもBDソフトを購入しようかと迷っているところです(^^;)。

『ゼロの焦点』予告篇


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