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映画”張込み”を観て-長い導入部に我慢が必要です

令和 5年 7月22日(土):初稿
○令和5年5月15日(土)はフラメンコアンサンブルの練習日でしたが、練習終了後、夕食をとりながら、恒例の映画鑑賞として、しばらく前にBDを購入していた松本清張作品映画「張込み」を鑑賞しました。私は、余り小説を読みませんが、中学時代夢中になって読んだ小説家の1人に松本清張氏が居ます。中身は殆ど覚えていませんが、一番最初に読んだ「西郷札」を皮切りとして「点と線」、「眼の壁」、「ゼロの焦点」等の有名作品と「黒い画集」等「黒」のつく作品を良く読んだことを記憶しています。

○小説「張込み」も読んでいたはずですが、中身は殆ど忘却の彼方でした。相当以前にBDが発売され、字幕付であったため直ぐに購入していましたが、積ん読状態でした。私が一番の邦画と思っている松本清張原作・橋本忍脚本・野村芳太郎監督作品「砂の器」の以前の作品で、1958(昭和33)年、私が小学1年の時公開された映画です。映画館では観ておらず、映画としての「張込み」は初めての鑑賞でした。

○昭和33年作品ですから映像程度が心配でしたが、BD化によって結構鮮明によみがえっており、まずまずの映像でした。宮口精二氏扮するベテラン刑事と大木実氏扮する新人刑事の2人が、東京から九州佐賀まで列車で移動するシーンから始まり、目的地に到達するまでの夏の蒸気機関車内の暑さがムンムンとするシーンが長く続きます。当時は冷房もなく、天井につけられた扇風機だけで、その上、タバコの煙が立ちこめるシーンは観ているだけで暑苦しくなります。目的地に到着後は、旅館にこもって、九州佐賀の夏の暑さに耐えながら、目の前の張り込み対象家屋・人物(高峰秀子氏扮する平凡な主婦)をひたすら凝視するシーンが延々と続き、少々退屈な映画と感じるもので、しばらく我慢が必要です。

○物語の終盤にようやく犯人(田村高広氏)が登場する頃から場面は急展開の連続となり、ハラハラドキドキが始まりますが、物語終了時点では、残念ながら、松本清張原作・橋本忍脚本・野村芳太郎監督作品「砂の器」に比べて、余り感動は残りませんでした。「砂の器」の感動を味わってしまうとこれを超える感動が得られる作品は、まず見つからないと思われます。松本清張原作・橋本忍脚本・野村芳太郎監督作品としては他に「ゼロの焦点」、「影の車」もあり、BD化されているものがあれば購入して鑑賞してみます。ウィキペディアの「松本清張原作の映画一覧」を観ると松本清張作品が如何に多く映画化されているかが判ります。BD化された作品が少ないのが残念なところです。

松竹映画「張込み」の長~い導入部 国鉄SLで長旅出張捜査 渋いね

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