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北野幸伯氏”プーチンはウクライナ全土を支配しようとしている”紹介

令和 6年 3月16日(土):初稿
○「高野孟氏”ウクライナ戦争の本質に気づかない人々”紹介」で、フリージャーナリスト髙野孟氏の、ロシアのウクライナ軍事侵攻の出口は、「議論も簡単で、ウクライナがミンスク合意に立ち返って東部の自治権を保証することを約し、それをよしとしてロシア軍が撤退するか、東部をロシアが領土に編入するか、どちらかである。どちらの場合も、14年3月にロシアが電光石火で併合したクリミアとセバストーポリの返還はもはや交渉の対象とはなり得ない。」との解説記事を紹介していました。

○その解説記事には、「「ロシアはキーフを制圧して親露傀儡政権を樹立しようとするに違いない」とか「そうなると次はポーランドはじめ旧東欧地域に武力侵攻するだろう」というような恐ろしい話しは、評論家と称する人たちが振り撒いている恐ろしい話は、およそ空想の産物で、プーチンはそんなことをして進んでこれ以上全世界から袋叩きに遭おうする戦略的意図も、軍事的・経済的能力も、内政的基盤も、持ち合わせていない。」とも記述されています。

○ところが、今は日本に戻っていますが、ロシア連邦・モスクワ在住の日本人として執筆活動を行ってきた国際関係研究者北野幸伯氏の「トランプはウクライナに【1ペニー】も払わない!~トランプのウクライナ【見殺し作戦】は成功するか?」とのブログに、「わけのわからないプーチンの行動ですが、「プーチンは、ウクライナ全土を支配しようとしている」と考えれば、すべて納得できます。」と高野孟氏解説記事とは全く異なる説明がされています。

○北野氏は、日本人としては初のモスクワ国際関係大学卒業生となり、モスクワに長く住んでロシア状勢を熟知していると思われます。高野氏解説と北野氏解説、いずれが正しいのか、判断がつきませんが、トランプ氏の「24時間以内に戦争を終わらせる」との公言にも、アメリカの支援停止で有利になったプーチン大統領は、より高い要求をしてくるはずで、簡単に停戦になるかは疑問とも解説しています。私個人としては、プーチン大統領の思い通りにはなって貰いたくないところですが。

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★トランプはウクライナに【1ペニー】も払わない!~トランプのウクライナ【見殺し作戦】は成功するか?
北野幸伯2024-03-12 21:24:45


(中略)

▼プーチンの最終目標は【 全ウクライナ支配 】
プーチンのウクライナ侵攻。目的は、なんなのでしょうか?彼は、主に4つの理由を挙げていました。

・NATO拡大阻止、ウクライナのNATO加盟阻止
・ルガンスク州、ドネツク州のロシア系住民を救う
・ウクライナの「非ナチス化」「非軍事化」「中立化」
・ロシアが先制攻撃しなければ、ウクライナが攻めてきたであろう

「プーチンの目的」について、いまだに「ルガンスク、ドネツクのロシア系住民を救済すること」だから、ウクライナ内戦の停戦協定で2015年2月に調印された「ミンスク2合意」をウクライナ政府が履行すれば戦争は終わる、などと気楽なことを言っている人もいて、驚かされます。

もしプーチンの目的がルガンスク、ドネツクのロシア系住民を救うことなら、両州にロシア軍を入れ、ずっと駐留し、防衛線を築き、ウクライナ軍が攻撃できないようにするだけでよかったはずです。
ところが、プーチンは、最初から首都キーウへの進軍を命じていました。首都攻略戦が失敗したので、仕方なく東部に撤退したのです。

もう一つ、プーチンは、「ルガンスク、ドネツクのロシア系住民を救う」
と言いつつ、ちゃっかりザポリージャ州、へルソン州も併合しています。
この2州は、いったいどういう理由で、併合したのでしょうか?

わけのわからないプーチンの行動ですが、「プーチンは、ウクライナ全土を支配しようとしている」と考えれば、すべて納得できます。
最近、メドベージェフ前大統領が、「本音」を語りました。
『ロイター』3月4日付。

〈ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長は4日、ウクライナは「明らかにロシアの一部」との認識を示した。(中略)

この日はロシア南部ソチで開かれた若者を対象としたフォーラムに参加し、ロシア帝国とソビエト連邦を賞賛した上で、ウクライナの指導者が屈服するまでロシアは「特別軍事作戦」を遂行すると表明。
「ウクライナはロシアではないと語ったウクライナの元指導者がいたが、こうした概念は永遠に抹消されなければならない。

ウクライナは間違いなくロシアの一部だ」とし、歴史的にロシアの一部であるウクライナはロシアに「帰還」しなければならないと語った。〉
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「ウクライナは間違いなくロシアの一部だ」「歴史的にロシアの一部であるウクライナはロシアに「帰還」しなければならない」そうです。

ここから、「ウクライナ侵攻」の真の目的が見えてきます。そう、
「ロシアが全ウクライナを併合すること」です。
メドベージェフは、「プーチンの子犬」を揶揄される小者ですが、「子犬」だけに、プーチンの意向に反することは言いません。

だから、プーチンの真意も「ウクライナ全土の制圧」であること、間違いないでしょう。停戦に応じるかどうかは、その時の戦局によって、柔軟に対応するということなのでしょう。しかし、その停戦も、「軍を休めて、次の侵略の準備をする期間を確保するため」と思っておいた方がいいでしょう。いずれにしても、トランプさんも、オルバンさんも、プーチンの手のひらの上で踊らされている感じがしますね。

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