仙台,弁護士,小松亀一,法律事務所,宮城県,交通事故,債務整理,離婚,相続

旧TOPホーム > 弁護士等 > 政治・社会・司法等 >    

”北朝鮮のミサイルが日本上空を通過、通告なく高まる緊張”雑感

平成29年 8月30日:初稿
○平成29年8月29日午前中は、北朝鮮が日本時間午前5時58分、首都平壌の順安(スナン)区域付近から弾道ミサイル1発を北東方向に向けて発射し、ミサイルは、北海道・渡島半島と襟裳岬の上空を通過した後、午前6時12分、襟裳岬東方約1180キロの太平洋上に落下したとのニュースで一色になり、NHK朝のTV小説「ひよっこ」も放映中止になりました。

○私は、出張先のホテル内でしたが、同じことを繰り返し、繰り返し、報道するTVニュースに、そんなに大騒ぎすることなのかと、外に報道すべきこともあるのじゃないかと、ちと違和感を感じていました。北朝鮮のミサイルが日本本土の上空を通過したのは平成11(2009)年以来18年ぶりとのことです。18年も前のことですが、確かにあの時も大騒ぎになりましたが、今回ほどだったかちと記憶にありません。

○ミサイルが上空を通過した北海道の地域では、全国瞬時警報システム(ぜんこくしゅんじけいほうシステム、通称:J-ALERT(Jアラート:ジェイアラート))がなったところもあれば、ならないところもあったということで、これも騒ぎになっています。しかし、もし、仙台めがけて北朝鮮からミサイルが飛んできた場合、今回の例からは、発射から5,6分で仙台に落ちるはずであり、どこかに避難しろと警報が出されても、例えば、自宅マンションに居た場合、どこに避難すればよいのか、迷ってしまいます。

○仮にJアラートを聞いたとしてもその時点では、既に2,3分後に仙台に到達するのであれば、避難のために外に出る方が危険な気もします。結局、仮に何らの予告なく、仙台めがけた北朝鮮のミサイルが飛んできたら、運が悪かったと諦めて、じたばたしないで、泰然自若と結果を待つしかないように思えます。今回、Jアラートが鳴った時点では既に日本上空に達していたとの報道もあるようです。

○報道によると今回のミサイルは、約2700㎞飛行して、高度は550㎞に達したとのことですが、果たして領空侵犯があったのでしょうか。以下、ウィキペディアによる領空についての備忘録です。

領空とは、国家が領有している領土もしくは領水上の空域であり、領土に等しく国家主権が及ぶ領域
領空の境界は、領空の水平的境界は領土・領水の境界と等しく、垂直的境界は宇宙空間まで
宇宙空間とは、地表から100kmを超える地点を宇宙空間と呼称するのが慣習、但し、国際条約において宇宙空間を定義することは領空の上限を定義することを意味するため、各国とも慎重であり明文化された定義は存在しない
領空侵犯(りょうくうしんぱん)とは、国家がその領空に対して有する権利を侵犯する行為のことであり、具体的には他国の航空機・飛行物体が当該国の許可を得ず、領空に侵入・通過する国際法上の不法行為


○今回のミサイルは、他国の飛行物体が日本の上空を飛ぶことで、領空侵犯の可能性はあります。しかし、ニュース報道では高度は550㎞に達したとのことで、日本上空を飛んでいるときは、領空の垂直範囲の目安とされる100㎞の遙か上空を飛んでいると思われ、領空侵犯はなさそうです。

○確かに発射されたミサイルは、上空では航空機、落下後は船舶等に衝突する可能性がある極めて危険なものであることは明白で、非難されるべきです。しかし、北朝鮮は、これまでミサイル発射を繰り返しており、日本の遙か上空を飛んだだけではまだ具体的被害はないのだから、こんなに大騒ぎをしないで、兎に角、米朝開戦事態だけは避けて頂きたいと願うのみです。
以上:1,446文字

タイトル
お名前
email
ご感想
ご確認 上記内容で送信する(要チェック
※大変恐縮ながら具体的事件のメール相談は実施しておりません。

 


旧TOPホーム > 弁護士等 > 政治・社会・司法等 > ”北朝鮮のミサイルが日本上空を通過、通告なく高まる緊張”雑感