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さすっているようで叩いている政治家同士の関係4

平成22年 6月13日:初稿
○「さすっているようで叩いている政治家同士の関係3」で「この表面的には明らかな菅氏の小沢氏への裏切りですが、支持率回復のための2人の連係プレーだったら面白いなとも感じております。」と記載していましたが、「面白いなと感じ」るより「凄いなと感じる」と表現した方が正確です。小沢氏が、この際、俺が徹底的に敵役に回るから、俺に遠慮せず俺を徹底的に叩いた形にして欲しい、例えば、俺に徹底的に楯突いてきた枝野氏当たりを俺の幹事長にすればよい、そうすれば国民が拍手喝采して支持率がV字型に回復するはずだからと、小沢氏が阿吽の呼吸で菅氏に暗示を与えて、現在の状況を作ったとしたら、ホントに凄いなと思います。

○「小泉劇場大盛況最大功労者亀井静香氏」に「小泉自民党が歴史的な大勝利になり、およそ当選にはおぼつかないと思われていた各地の自民党候補者が当選できた最大の功労者は亀井静香議員であり、小泉総理は今回の強力自民党創成の功労者として亀井静香氏に感謝すべきと思っております。」と記載していましたが、今回の参議院選挙でもまた、今度は脱小沢を旗印に多くの国民の気持を掴んで民主党大勝になれば凄いものです。

○実際のところは判りませんが、菅氏の所信表明国会に小沢氏も出席し、小沢氏の席に寄ってきた鳩山前首相や赤松前農水相と機嫌良さそうに談笑しているシーンを見て、またTVシーンでは見逃しましたが、仙石官房長官とも機嫌良く挨拶していたとの報道もあり、少しホッとしました。小泉劇場大勝利選挙では、解散断行を思い留めさせようと小泉氏とさしで対談し、確か干涸らびたチーズと缶ビールだけで対談し、「(郵政民営化)のためなら俺は殺されてもよい」と言う言葉を引き出し、マスコミに発表して大々的に報道させて解散前小泉劇場の最良のお膳立てをした森氏がいました。

○私は、このニュース報道に、小泉氏の何事かを成し遂げる執念の凄さに感動しましたが、森氏の「(郵政民営化)のためなら俺は殺されてもよい」との言葉をわざわざ報道陣に公表し、「あれは変人以上だ」とさじを投げたとの、小泉氏を叩くような言葉は、小泉氏への強い応援だと感じました。森氏が総理大臣任期中に、、加藤紘一氏と山崎拓氏の2人が森内閣不信任案に賛成の姿勢を示して騒動となったいわゆる「加藤の乱」のとき、山崎・加藤両氏とはYKKとして長年の盟友関係にありながら、森派会長として、敢然と加藤の乱鎮圧に動いた小泉氏への恩義から森氏なりの小泉劇場への強力な援護射撃と解釈していました。

○森氏の後の回顧録によれば、本気で小泉劇場選挙を止めようとしたと弁解していましたが、政治家の本気とはどこまでなのか、その範囲は非常に広く、政治家の言動の評価は、目先の表面的な動きだけでなく、その先の先を見通した考察が必要です。「叩いている」も「さすっている」の差は紙一重であり、その後のその政治家の姿勢でどちらにも変化する微妙なものと思っております。

○小泉劇場選挙での大勝利は、一応、郵政民営化の是非がテーマになっていましたが、私を含めて殆どの一般国民は、郵政民営化の内容や是非についてはよく知らず、小泉自民党が大勝利した理由は、ただ一つ「(郵政民営化)のためなら俺は殺されてもよい」と言う小泉氏の言葉にあったと確信しています。何事か一つのことにかける執念の凄さに、大多数の国民が感動し、執念の対象たる郵政民営化などは、大多数の国民にとっては関心のないものでした。

○前回の衆議院選挙での民主党大勝利の原因は、大多数の国民の、2代続けて政権を投げ出す首相を出した自民党に対する絶望感でした。来るべき参議院選挙は、何がテーマで、何を基準に投票行動が分かれるか、今後の展望が楽しみです。
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