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先ず夫婦間

平成14年12月 1日:初稿
■初めに
 これまで、人間の欲求について考え、最も根元的な欲求は、他人に評価される欲求であることを、長々と述べ、前回は、この評価欲求を巧く利用して人間関係良好維持を保つコツを考えました。このような人間の欲求を考えてきたのは、結局、この世、人間社会で、上手く生きていくコツは人間洞察力を高めることに尽きるのではないか、この人間洞察力を高めるには、人間の欲求について,良く知っていた方がよいのではないかと言うことで色々考えてきたのです。

■人間洞察力とは
 人間洞察力なんて言うと、大変、難しいように感じますが、要するに自分と関わりを持つ相手が「何を考え、何を求めているか」を見極めることです。人は相手が自分のことをサッパリ判ってくれないと感じると、離れ始めます。逆に、自分のことをホントに良く理解してくれていると感じると信頼し、結びつきは堅固になります。

離婚事件での人間洞察力
 私は弁護士としてこれまで22年間人間の紛争に拘わってきましたが、人間の紛争の根本は、お互いの考えの行き違いにあります。男女間の紛争の典型は離婚事件ですが、離婚に至る原因は、表面的には、やれ暴力だ、借金だ、不倫だと色々あります。しかし、その破綻に至る究極の根本原因はただ一つです。
 それは相手を「良く見ていなかった」ことに尽きます。
 平成13年1年間の離婚件数は28万件で、結婚件数80万件の3分の1を越えたとニュースを先日聞きましたが、ここ10年以上に渡り、日本も離婚は増える一方で、やがてアメリカ並みの2組に1組は離婚する時代になるかも知れません。離婚を言い出す側は妻側が圧倒的に多く、妻4、夫1位の割合です。私の事務所の相談でも、妻からは離婚したいとの相談、夫からは妻から離婚を迫られているが自分は離婚したくないので困っていると言う相談が多いのです。

■日頃のアンテナ張りが重要
 妻から逃げられ納得できない夫は、自分は家族のため夫として一生懸命仕事をして尽くしてきたのにどうして逃げられるのか判らないと嘆きます。しかし、逃げられるには必ず原因があります。それは夫が、逃げた妻が「何を考え、何を求めているか」について無頓着で、全く見極めが不足していたことです。そのため妻のこころが夫から徐々に離れていくことに気付かなかった、そして気付いたときには既に手遅れであると言う例が多いのです。
 ですから妻に逃げられないためには、日頃、妻が「何を考え、何を求めているか」について、アンテナを張って注意しておく必要があります。しかし、多くの夫婦は、結婚して数年も経過すると、特に夫において、妻を空気みたいなものに思い、その動向に関心を持たなくなります。現在50代半ば以上の夫婦の場合は、それでも妻の側にそれが当たり前、そして離婚なんてとんでもないと言う考えも多く、何とか離婚に至らず済んでいます。しかし、年代が下がれば下がる程、結婚した相手に対する要求も強くなり、自分に関心を払ってくれなくなったら、おさらばという考えの女性が増えつつあります。これまでのように結婚したら安心という時代ではなくなりつつあります。
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