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応用

平成14年10月 1日:初稿
■初めに
 前回は、人間のあらゆる人間の欲求の底に横たわる最も根元的な欲求は、他人に評価される欲求であり、組織の維持においても夫婦関係おいてもこれが極めて重要であり、単に内心で思っていただけではダメで相手に対し評価していることを何らかの形として伝えることが重要であると述べました。
 今回は、この評価欲求を巧く利用して人間関係良好維持を保つコツを具体的に考えてみたいと思います。

■評価を形にして伝えることが重要
 一般に人間は、自分を評価してくれる感じる人と仲良くなろうとします。逆に自分を評価してくれないと感じている人からは自然に遠ざかります。
 話しは飛びますが、私の好きな北島三郎演歌に次のような一節があります。
「俺を~、男と認めてくれた
意気に感じて散りたい夜は、
玉の盃、ああ、歯にしみる」
 これは任侠の男の世界を歌い上げた「盃」と言う演歌の一節ですが、男として評価してくれた親分のために命すら投げ出す男の心情を歌っています。
 これは極端な例ですが、人間、他人からの評価が、その生き様すら変えてしまうことがあります。
それほど自分がどのように評価されているかという認識は人間にとって重要なものですから、その人間と良好関係を気付くコツは、貴方を評価していますよと言うメッセージを送り続けることに尽きます。
 それ故私はこの人物とは、仕事上或いはプライベート上で、末永く付き合っていきたいと思った場合、評価していること、大事に思っていることをさりげなく伝えるようにしております。
 さりげなくとは、言うは易く行うは難しの典型で、余りオーバーに言うと、この野郎、俺を馬鹿にしやがってと逆に取られることもありますので注意が必要です。
 あっさりと必要なときにズバリ表現することが大事です。

■評価を伝えることが特に必要な時とは
 必要なときとは、なんかの行き違いで相手を怒らせて場合が、最も重要です。大事にしてきたいと思っている人物を怒らせた場合、私は、直ちに素直に謝ることに徹しています。 そして弁解は極力避けます。相手が怒っている場合、弁解によって、相手が納得して怒りをおさめることは先ずありません。殆どの場合、弁解は相手の怒りを煽る効果しかありません。怒りは、感情であるところ、弁解は理屈であり、感情は理屈では決して動きません。人の争いを20年以上に渡って見てきた経験でこのことを痛感しました。怒った相手を理屈で説得しようとすることは愚の骨頂です。

 ところが、怒りに対し、一切弁解せず素直に詫びられると、怒った方は、自分は、詫びた相手に評価されていることを実感します。この人間は自分を大事に思っていてくれていると。
 この評価されているとの実感は怒りを急速に沈静化の方向に導きます。
 逆に無視された場合は、怒りは増幅します。人間、他人に相手にされないことが一番辛く堪えるものです。ですから逆に言うと、怒った相手と完全に縁を切りたい場合は、先ず怒りを無視することが最も効果的です。
 相手は、無視されることにより、怒り頂点に達し、溝は深まる一方で、その後の信頼関係回復は極めて困難になります。その後、様々な利害得失により、形式的交友関係を回復しても、以前のような心からの信頼関係を回復するには長い時間が必要になります。
以上:1,350文字

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