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英国旅行記6

平成 1年11月30日:初稿 平成17年 1月 8日:更新
送別会
 その晩は私はグラスゴーから夜行列車でロンドンに向かい翌日ロンドンヒースロー空港から午前11時発のアエロフロート航空機でモスクワ経由で日本に帰国予定で、言わば私の英国最後の晩である。
 そこでベニーは街中心部の中華料理店で私の送別会を開いてくれた。香港の料理店に勝るとも劣らない良い味である。ここで互いにベニーは日本語を私は英語をもっとしっかり勉強することを約束。そして私は今後は年に一回はスコットランドに来たいものと表明。私より時間もお金も余裕のある鈴木氏はもう一週間程スコットランドに滞在の予定。グラスゴーの駅でベニーや鈴木氏と別れて帰路につく。

ひとり帰路へ
 ここからの帰路は独り旅。親元を離された子供のような不安を感じる。翌朝7時30分ロンドンユーストン駅着。私は隣の寝台室の2人連れのフランス人の女性からヒースロー空港までご一緒しませんかと声をかけられ渡りに舟と喜んで応じる。2人の後をくっついてバスに乗りヒースロー空港に無事到着。アエロフロート機への搭乗手続、出国審査手続を経て出発ロビーに入ったときはさすがにホッとした。

アエロフロート機感想
 アエロフロート機はソ連の国営であり、今回利用した3つの航空機の中では乗り心地からサービスまで最悪だった。まず飛行機自体が小さく座席も狭い。スチュワーデス(半分は男なのでスチュワードというのか)一様に愛想が悪い。機内食もまずく、3回のうち2回は毛むくじゃらの大男が持ってきた。やはり機内サービスは優しそうな女性のほうがよい。ソ連は男女平等が徹底しているらしいが、男女の特質を考慮した実質的平等を考えてもらいたいと思う。モスクワ経由のためモスクワに停機し、乗客全員荷物を持ってモスクワ空港に降ろされる。空港内は何となく暗い雰囲気で空港内職員も愛想が悪い。私は恐る恐る免税店の風景をビデオに収める。

モスクワ空港での危機
 当初はモスクワ空港ではビデオは取らないつもりだったが、西洋人旅行客が撮っているのを見て安心して撮る。ところが再搭乗のため手荷物チェックの時、職員から首に掛けた愛用のビデオを撮り上げられる。私は没収されるのではないかと一瞬ギョッとした。香港空港でもロンドン空港でも常に私はビデオを首に掛けて撮影してきたが、出入国審査風景以外は何のおとがめもなかった。空港でビデオを取り上げられたのは初めてである。職員は取り上げたビデオを縦にしたり横にしたりして調べる。私はどうなるものかとかたずを飲んで見守る。ほどなく返してくれた時は安堵のため息が出た。

 搭乗待合席でたまたま隣り合わせた東京モスクワ間をよく仕事で往復するという実業家風のおじさんの話を聞く。以下彼の言葉。「モスクワ空港の職員は無愛想で暗い人が多いが、社会主義の国柄仕方がない。モスクワ空港内ではビデオなど撮らぬ方が良い。後で問題になるから。」私は飛行機の乗り心地の悪さもあってモスクワにはもう来たくないとつくづく思った。

 モスクワから10時間の長旅の後に無事成田到着。ここで又しても反ソ連感情を強める出来事。搭乗手続の際、預けた荷物を成田空港で受け取ると一部濡れて腐った魚のような臭いが染み込んでいる。成田空港の洗面所で懸命に洗うが臭いがとれず仙台に帰ってクリーニングに出した。もう2度とアエロフロート航空機を利用することはないだろう。アエロフロート航空機だけが今回の旅行で唯一不愉快なものであった。

おわりに
 ひょんなことから異国の友人を持て、彼を訪ねてスコットランドに行くことになった。訪問地に友人がいると本当に心強い。ベニーとそのお母さんに暖かく歓迎されて人の情の有難みをしみじみと感じた。異国の見知らぬ人々との一時の触れ合いも人生の素晴らしさを感じさせる。地球は広いしかし一つである。人類皆兄弟仲良くしよう 今回の旅行の実感である。
以上:1,585文字

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