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”池上彰の世界を知る学校”紹介-EUの理想と現実1

平成30年 9月18日(火):初稿
○「”池上彰の世界を知る学校”紹介-アメリカとはどのような国か」の続きで、第3時限目「EUの理想と現実」備忘録です。

・EUの目的
ヨーロッパから戦争をなくす、ヨーロッパを平和にするための試み
ヨーロッパ統合の父は、日本名青山栄次郎のリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーがパン・ヨーロッパ(汎欧州)主義提唱-同じ文化を持つヨーロッパは一つになるべきだ
しかし、ナチスドイツから弾圧を受けアメリカに亡命し第二次世界大戦後ヨーロッパに戻り汎ヨーロッパ運動推進

・ドイツを押さえ込むためのEU
第二次世界大戦後、欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)成立-ドイツが二度と戦争しないように、ドイツ・フランス間のアルザス・ロレーヌで作られて鉄鋼業が軍事産業に使われないように監視
参加国は西ドイツ・フランス・イタリア・ベルギー・ルクセンブルク・オランダの6カ国-ベーシック6
アルザス・ロレーヌ地方は、ドイツ語圏・フランス語圏を交錯してきたため住人には独語・仏語を使えるバイリンガルが多く現在は独仏反目から独仏友好の象徴
フランスの核はドイツ向け、フランスはドイツを極度に恐れていた

・イギリスがECに入れなかった理由
1952年欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)成立後1958年欧州経済共同体(EEC)に発展-石炭・鉄鋼に限らず関税を出来るだけ減らして貿易の活性化を図る
さらに欧州原子力共同体(EURATOM)発足-ヨーロッパ全体で一緒になって原子力開発目指す
欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)・欧州経済共同体(EEC)が一緒になって1967年欧州共同体(EC)成立-当初はベーシック6カ国が、1973年イギリス・デンマーク・アイルランド加盟
イギリスはEC加盟を当初から望んでいたが、フランスのド・ゴール大統領の猛反対で加盟できず、同大統領死去後の1973年ようやく加盟実現
ド・ゴール大統領は、イギリスのチャーチルとアメリカのルーズベルトのフランスに対する策略を警戒
ドイツ・フランス、イギリス・フランスは歴史的に不仲

・ヨーロッパの国境をなくすことを目指す
1980年代欧州共同体(EC)にギリシャ・スペイン・ポルトガルが加盟し12カ国
目的は関税の撤廃だったが、国家機能の統合に視野が広がり、欧州合衆国の成立を目指す
1992年マーストリヒト条約締結から1993年11月欧州連合(EU)成立、「EUの旗」青地に金の星が12個並ぶ、加盟国28カ国になっても12個変わらず-12は1ダースの基本だから

・国際警察組織の誕生

以上:1,032文字

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