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BD版”切腹”を観てあらためて感激を味わう

平成24年 3月 4日(日):初稿
○原作滝口康彦『異聞浪人記』・脚本橋本忍・監督小林正樹での昭和37年の作品映画「切腹」については、「映画”切腹”に41年ぶりの感動!」、「映画”一命”と直後”切腹”を観て-ネタバレ注意」の2回感想文を書いてきましたが、性懲りなく3回目の感想です。

○平成24年3月3日(土)夜、前回東京出張の際、ヨドバシ秋葉原店で購入してきたBD版映画「切腹」を鑑賞しました。「映画”切腹”に41年ぶりの感動!」記載の通り、この映画を初めて観たのは、中学1年時の昭和39年で、その後、平成17年12月3日、41年ぶりに鑑賞して大感激したものが、平成23年10月15日(土)、そのリメイク版で脚本山岸きくみ・監督三池崇史での映画「一命」を仙台MOVIXで観た直後に観て以来、3回目の鑑賞です。

自宅AVルームには、120インチスクリーンと52インチ液晶TVがありますが、120インチスクリーンを観るには、液晶プロジェクターをかけて部屋の電気を消して真っ暗にして観る必要があります。この部屋を真っ暗にして数メートル先の120インチスクリーンでの液晶プロジェクター画面を観るのは結構体力が必要です。そのためおっくうになり、最近は、殆どは、部屋を明るくしたまま手軽に見ることの出来る52インチ液晶TVでの鑑賞になっています。この辺にも寄る年波現象が起きています(^^;)。

○平成24年3月3日(土)夜のBD版「切腹」鑑賞も52インチ液晶TVでの鑑賞でしたが、前回前々回の2回観たDVD版「切腹」に比べて、画面は精細になっているはずですが、余りその違いが判りません。遠目用老眼鏡をかけてみるとその違いが判るのですが、老眼鏡をかけての鑑賞もやはり体力が必要で、つい裸眼で観ますが、52インチ画面を裸眼で観る場合、BD版もDVD版も殆ど同じに見え、高価なBD版を買っても仕方が無いとも感じます。この辺も寄る年波現象です(^^;)。秋葉原仙台店で70インチ液晶TVが売られており、せめてこの位の大きさで観たいとも思うのですが、最近の稼ぎを考慮すると、購入が決断できないことが辛いところです(^^;)。

○さて、自宅AVルームでの3回目の「切腹」鑑賞ですが、兎に角、素晴らしいの一言です。前回見たのが、平成23年10月で5ヶ月前ですから、およそのストーリーと場面展開は覚えていますが、それでも、絶え間なく緊迫感を感じながら鑑賞できます。今回、感じたのは、BD版で輪郭がDVD版よりはハッキリしているはずですので、そのためか、仲代半四郎始め、三国勘解由、丹波彦九郎等主だった役者の姿勢の良さです。立ち姿、座り姿いずれも腰がシッカリと入って凛と背筋が伸びて、見ていて気持がよいもので、その微動だにしない姿勢から、漢語調の格調高い台詞が心地よく耳に響きます。

○あれだけ背筋がピンと伸びるのは、腰がシッカリ入っている即ち股関節が柔軟に開くようになっているからと思われます。相撲・柔道等の格闘技を始めスポーツでは、股関節が柔軟に開くようになることが必須条件で、股割が出来ることが要求されています。「切腹」では、終了近いところで、仲代半四郎と丹波彦九郎の息詰まる決闘シーンが挿入されていますが、この決闘場面では真剣が使用されたとのことでその迫力は十分で、ここでもシッカリと腰を入れて真剣を振り下ろす様が良く判ります。このような決闘場面を迫力を持って演じるにはおそらく股割位は出来る柔軟な身体を作っているのだろうなと感じました。

○井伊家邸内での最後の乱闘場面も、椿三十郎での三船敏朗演技のように目にも止まらぬ剣捌きでバッタバッタと斬り殺しといくものではなく、ちと物足りないかと思っていたものが、今回は、実際の乱闘場面はこのように余り格好良くいかないもので、そのリアリティーを追求したのではと感じました。三船三十郎では、僅かの時間に数十名を斬り殺すのではと思うほどの場面でしたが、この「切腹」最後の乱闘で、井伊家側では5名が死亡し、10数名が重傷を負い、丹波彦九郎外2名が切腹で、結局、石浜求女1人を竹光で切腹させたことのツケが、8名の死者と10数名の重傷者を出す大惨事となり、現代では考えられない復讐劇が成功したわけです。
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