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映画「復讐するは我にあり」を観て-名優緒形拳氏を偲んで3

平成21年 2月 1日:初稿
「映画『鬼畜』を観て-名優緒形拳氏を偲んで2」に「緒形拳氏と小川氏との濡れ場は、昭和54年封切り映画『復讐するは我にあり』との記憶違いだったようです(^^;)。」と記載していましたが、この映画「復讐するは我にあり」のDVDを注文していたのが、平成21年1月28日再プレス版がようやくヨドバシ仙台店に入荷になりました。早速購入して1月31日(土)にじっくり鑑賞しました。

○昭和54年封切りと同時に当時の仙台市一番町にあった松竹ビル5階松竹映画館で鑑賞しており、今回はほぼ30年ぶりの鑑賞です。しかし、冒頭のパトカーで護送させるシーンから全く記憶が忘却の彼方でした。全編殆ど初めて観る感じで、やはり僅かに記憶に残っていたのは、小川真由氏との最後の一番激しい濡れ場だけでした。ネットや雑誌でも激しい性表現が溢れている今の時代に比べれば当時はおとなしい表現が多く、この緒形拳氏と小川氏のこの映画での濡れ場は当時としては相当激しいものでした。

○その前に妻役倍賞美津子氏と義父役三国連太郎氏との正に生唾ものの入浴シーンがありましたが、どういう訳かこのシーンは全く覚えておりませんでした。このようなシーンは忘れるはずがないと思っていたのですが,私も老いを実感しました。この映画は「佐木隆三の同名ノンフィクションを、今村昌平監督が映画化。5人を殺害し全国を逃走した男の、犯罪を積み重ねた生い立ち、数々の女性遍歴と父との相克を描く。」と言うもので女性との濡れ場が、ふんだんに出てきますが、そんな濡れ場シーンなど吹っ飛ぶ気の重くなる映画でした。

○この「復讐するは我にあり」佐木隆三氏の5人を殺害した西口彰連続強盗殺人事件を題材にした小説を原作とする映画で昭和55年の第3回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞したもので当時は大きな話題を集めたものでした。「復習するは我にあり」の意味が不明でしたが、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、新約聖書(ローマ人への手紙・第12章第19節)に出てくる言葉で、その全文は「愛する者よ、自ら復讐するな、ただ神の怒りに任せまつれ。録(しる)して『主いい給う。復讐するは我にあり、我これを報いん』」(引用『』は申命記32:35。ヘブル人への手紙10:30もこの箇所を引用)。これは「悪に対して悪で報いてはならない。悪を行なった者に対する復讐は神がおこなう(参考;詩篇94:1)。」という意味とのことです。

○気が重くなったのは、金を得るためには良心のかけらもなく平然と人を殺す主人公榎津巌こと西口彰の存在とそのような人間に成長させた敬虔なクリスチャンであるはずの実父とのお互いの近親憎悪が余すところ無く画面に出てくるところでした。例によって緒形拳氏は、やむなく我が子を手にかけてしまう「鬼畜」での気弱な男の姿とは全く異なる良心のかけらもない残虐非道な榎津を見事に正に平然と演じきっているのには脱帽です。

○普通の人は、人を殺すなんてよほどの事情がないと出来ないはずで、清川虹子演ずる元殺人犯の老婆が自分は相手が憎くて憎くて本気で殺したくて殺したが、榎津は憎くなくても平然と殺すと指摘するシーンが妙に印象に残りました。この榎津のような人間が今も日本国中結構潜んでいる気がしたからです。
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