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ETV「シリーズBC級戦犯」韓国・朝鮮人戦犯の悲劇を観て

平成20年 8月18日:初稿
○平成20年8月17日の午後から夜までTVでオリンピック番組を観て居ました。特に女子卓球3位決定戦に世界レベルの凄さを実感し、また女子レスリングのシビアな戦いに世界の頂点に達するため如何に過酷な練習に耐えてきたのかを僅かでも忍ぶことが出来ました。何事も超一流になるには並外れた才能に加えてその才能を磨くため我々普通の人には想像も出来ない弛まぬ努力があるのだろうなと実感しました。

○オリンピック番組を観るのに疲れたと感じながら、たまたまいつもなら就寝する時刻の午後10時からのNHK教育TVでのETV「シリーズBC級戦犯」韓国・朝鮮人戦犯の悲劇に釘付けになり、結局、午後11時30分の最後まで観てしまい、世の不条理にため息をつきました。

○同番組によると平成18年に韓国の強制動員被害真相糾明委員会は韓国・朝鮮人BC級戦犯の被害認定を行い、戦後60年を経てその名誉回復を果たし、平成19年2月には韓国元BC級戦犯遺族会が発足し、これまで口を閉ざしてきた元戦犯や遺族が重い口を開き始めたとのことです。

○イ・ハンネさん(李鶴来、平成20年8月現在83歳)は、17歳の昭和17年に日本軍の捕虜収容所監視員募集に応じてタイの捕虜収容所監視員として働き、タイ・ミャンマー国境の泰緬鉄道の建設のための強制収容所入所中の捕虜をその労働力として手配する業務に携わっていたところ、日本敗戦後、捕虜にタイする虐待の罪で逮捕され、いったんは死刑を宣告されますが、告発者が死刑執行に同意せず、懲役20年に減刑され、巣鴨プリズンに移送され、昭和31年に釈放されます。

○同番組解説によると「昭和17年頃から約3000人の軍属が、朝鮮半島からアジア各地の捕虜収容所などに派遣された。タイ・ミャンマー国境の泰緬鉄道の建設、インドネシア・アンボン島での飛行場建設…。過酷な労働、食糧不足で多くの捕虜が死亡したが、その告発の矛先は末端で対応した彼らに向けられた。戦後、捕虜虐待などで148人が有罪判決を受け、23人が死刑となっている。」とのことです。

○私は東京裁判でのA級戦犯裁判以外にも、多くの日本人BC級戦犯がアジア各地での理不尽な復讐劇裁判で刑を科されていたとの認識はありましたが、韓国人が148人も有罪判決を受け、且つ23人も死刑となったことは同番組で初めて知り、歴史の不勉強さを改めて痛感しました。

○イ・ハンネさん達韓国人戦犯とされた方々の言葉で、胸を打たれたのは、日本人戦犯であればたとえ理不尽な刑罰を受けても祖国のために尽くした結果だと諦めもつくだろうが、韓国人戦犯は祖国は日本敗戦によって植民地支配から解放され喜びに湧いているところ、何のために理不尽な刑罰を受けなければならないのか諦めをつけることが出来ないと言う趣旨の訴えでした。

○韓国人戦犯で現在の唯一の生存者として番組に登場したキム・チョルギ(金哲基)さんも理不尽な理由での戦犯として長い懲役刑を受けて韓国に帰国して、おそらく日本軍協力者としての白眼視等で想像を絶するほどの苦労に耐えてきたと思われるところ、BC級戦犯裁判に対する不満を強く訴えるも、日本に対する愚痴が殆ど述べられず、「君が代」を口ずさんでいたシーンに圧倒されました。
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