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”司法・予備試験出願者、初の減少 背景に「法曹離れ」か”雑感

平成27年 3月 3日:初稿
○平成27年2月23日共同通信記事として以下の記事が配信され、それみたことかと言った論調の弁護士ブログ等が多数掲載されています。

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司法・予備試験出願者、初の減少 背景に「法曹離れ」か

 通過すれば法科大学院を修了しなくても司法試験の受験資格が得られる予備試験の今年の出願者数が2014年より79人少ない1万2543人(速報値)となり、11年の制度開始以降初めて前年を下回ったことが23日、法務省のまとめで分かった。

 法科大学院の志願者も04年度は約7万2千人だったが、14年度は1万1450人にまで激減しており、弁護士の就職難などを理由とした法曹志望者の減少が背景にあるとみられる。

 予備試験は経済的事情などで法科大学院に通えない人を想定して導入されたが、現役学生が法曹(裁判官、検事、弁護士)への「近道」として受験するケースが多い


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○学歴や年齢などの制限はなく、受験料を払えば誰でも受験することができる司法試験予備試験は、旧司法試験のような評価で人気が高いと聞いていました。年々受験者が増えていたものが平成27年出願者数が前年より79人減ったとことです。しかし1万2543人も居るわけで、大騒ぎするほどの減り方ではありません。

○問題は、法科大学院志願者が最盛期7万2000人が平成26年は1万1450人に留まったことでしょう。司法試験予備試験受験者が約1万2552人が法科大学院志願者とどれだけ重複しているのか不明ですが、両者を単純に足すと約2万4000人になります。

○「法科大学院在学中の予備試験出願者数の推移は、以下のとおり。()は合格者」なんて記事がありました.
H23  272名   (8名)
H24  667名  (61名)
H25 1671名 (162名)
H26 2097名 (165名)
これによると平成26年の法科大学院在学中の予備試験受験者数は、約2100名なので、前記2万4000人から差し引くと司法試験受験志願者数は、平成26年は2万2000名前後になります。

○私が司法試験に合格した昭和52年は、最終合格者数が465名で、最終合格率は1.59%と報じられましたので、受験者数は2万9000名前後でした。その後、受験者数は3万人以上に増えたこともあったとは聞いていますが、まだ2万名以上の受験者が居るわけですから、40年近く前に比較して法曹志願者数は、言われているほど減っていないとも評価できます。

○私自身、今の法科大学院制度の下では法曹は志願しなかったと思いますが、学歴や年齢などの制限はなく、受験料を払えば誰でも受験することができる司法試験予備試験であれば志願したかもしれません。法科大学院関係者には申し訳ありませんが、少しでも「法曹離れ」を抑制するためには、兎に角、法科大学院卒業を司法試験受験資格として更に受験年数、受験回数を制限する制度だけは早期に撤廃して貰いたいと念願しています。
以上:1,287文字

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