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京都弁護士会の新人・ベテラン弁護士マッチング制度雑感

平成26年 3月16日:初稿
○平成25年12月から修習している司法修習生は67期ですから、平成26年3月現在1年生弁護士は66期ですが、28名程仙台弁護士会に入会したと聞いています。60期以降仙台弁護士会新入会員は、毎年20数名から30名近くに達しており、経験5年以内の弁護士数は62期から66期までで130名は下らないと思われます。仙台弁護士会HPで無条件検索をかけると412人出てきますから、現在の仙台弁護士会会員数は412名です。仮に62期から66期までの弁護士数が130名だとしても仙台弁護士会全体の3割以上が経験5年以内の弁護士になります。

○京都弁護士会では平成26年2月現在会員667人のうち、弁護士登録から5年目までが計196人と3割に上るとのことで、この4月から経験の浅い若手と、仕事相手を探すベテランを結び付けるマッチング制度を導入するとのことです。私は、司法修習32期で昭和55年弁護士登録ですから、平成26年4月から35年目に入ります。おそらく私は、ベテラン弁護士の類いに入るでしょうが、これだけ期がはなれると登録5年以内の若手弁護士の名前と顔が一致する方が殆ど居なくなります。若手弁護士を知る機会となる委員会にも全く出席していないからです(^^;)。

○そこで、新入会員紹介を兼ねる新年会等には必ず参加して、少しでも新人弁護士さんの顔を覚えようとするのですが、さっぱり記憶に残らず、裁判所で見かけても、先ず弁護士かどうかも判りません。仙台弁護士会のHPで検索しても顔写真が掲載されている例はごく僅かで顔を覚える機会もありません。久しぶりに仙台弁護士会HPの弁護士検索を利用してみましたが、相変わらずサービス精神が不足したままで、HP情報だけではどなたが登録5年以内の若手弁護士かも判りません。登録番号が期を判別するきっかけにはなりますが、登録替・やめ検・やめ判もあり、完全には当てにならず、また、一般の方には登録番号の意味も判りません。

○仙台弁護士会HP検索では、お客様が知りたい、最も肝心の弁護士経験が記載されていません。これは経験を記載すると経験の長い弁護士に有利になり不公平だからと言う理由です。私はこのような観点が根本的に誤っていると思うのですが、弁護士会内部では平均的考えです。要するに、未だに弁護士全般には、お客様目線がないのです。弁護士検索HPはお客様の欲しい情報を提供するのが一番の目的とすべきなのですが、この当たり前のことよりも、掲載弁護士にとって公平か不公平かと言う弁護士会内部の問題を優先します。

○そのためお客様は、あらゆる情報が掲載されている弁護士個人HPや業者による検索サイトを利用して弁護士を探し、弁護士会の検索サイトは、法曹関係者が登録番号を知ること位にしか利用されていません。これはさておき、若手弁護士とベテラン弁護士マッチング制度は弁護士会内部での利用システムであり、出来るだけ多くの弁護士情報を開示しして、若手弁護士・ベテラン弁護士双方にとって相手を知る機会となるものであれば有益です。しかし、新しいものにすぐ飛びつかない傾向のある仙台弁護士会では実現は無理でしょうね。

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弁護士育てる相棒探し…若手とベテラン結ぶ制度
(2014年3月15日 読売新聞)


 若手弁護士の質の向上につなげようと、京都弁護士会が4月、経験の浅い若手と、仕事相手を探すベテランを結び付けるマッチング制度を導入する。所属弁護士のうち5年目までが3分の1を占めるようになり、若手の経験不足が弁護士全体の信頼低下を招きかねないという危機感から、ベテランのノウハウを伝授する狙いがある。弁護士が仕事を分け合う仕組み作りは珍しいという。

 制度では、若手らが「消費者問題」「知的財産権」などの項目から得意分野と、共同で受任したい分野を申告。同弁護士会がこれらを会員専用ホームページ(HP)に公開する。HPを見たベテランらが連絡を取り、条件などで折り合えば、共同で仕事を進める。

 法曹人口の拡大を目指した司法制度改革で若手弁護士が増えており、京都弁護士会でも会員667人(2月1日現在)のうち、弁護士登録から5年目までが計196人と3割に上る。

 一方で、2012年の弁護士白書によると、弁護士1人当たりの人口は京都府が4929人と、東京都(909人)、大阪府(2381人)に次ぐ3番目で、弁護士間の競争は激しい。

 3年目のある弁護士は、法律事務所で「イソ弁(居候弁護士)」を1年経験し、昨年独立した。だが、労災の相談を受けた時、初めての分野で仕事の進め方がわからなかった。不安が依頼者に伝わったのか、受任できなかったという。

 あるベテラン弁護士は、民事訴訟で相手側の若手弁護士が作成した書面に驚いた。「殺されかけた」などと、依頼者の感情的な発言をそのまま記載していたからだ。「一歩間違えれば不法行為」とあきれ、「場数を踏む機会が少ない。就職難ですぐに独立し、学ぶ先輩もいない」と指摘する。

 ただ、ベテランにも「仕事はあるが、手が回らない」「若手の誰と組んだらいいのかわからない」などの不安があるという。

 弁護士業務推進委員会の谷口直大副委員長は「マッチング制度では経験値を高められ、ベテランの悩みも解消できる」と話している。


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