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弁護士って?”成年後見、弁護士の標的に-預かり金着服相次ぐ”

平成25年 5月27日:初稿
○土日祝祭日は、午前7時30分から9時30分過ぎまで早朝テニスを行い、午前10時頃から、自宅に帰る途中にある「ロイヤルホスト」或いは「ビッグボーイ」で赤ワインを飲みながらのブランチを取るのが日課になっています。いつもその日の河北新報と日経新聞をテニスバッグに入れて、ブランチを終え、コーヒーを飲みながら先ず日経新聞を広げて眺めます。

○平成25年5月25日土曜日の日経新聞社会面を見て、「成年後見、弁護士の標的に」と言う大見出しに衝撃を受けました。「生活保護制度、暴力団の標的に」なんて記事と同列に、あたかも弁護士が獲物を探す違法集団の如き表題です。「それにしても  成年後見、弁護士の標的に!とはすごいタイトルだ」なんて感想ブログもありましたが、弁護士もこんな言い方をされる時代になったかと、特権階級時代が懐かしくなりました(^^;)。

○成年後見制度を悪用しての預り金着服が全国で相次ぎ、最高裁によると判明した被害額は「少なくとも5億円近く」ということです。この記事では、弁護士だけで「5億円近い」のか、或いは弁護士以外の成年後見も含めてのものかは明らかではありません。但し、別枠の記事で「2012年末時点で、約13万6000人が(成年後見制度を)利用している。後見人は親族が約半数で、ほかは弁護士や司法書士、社会福祉士など」とあり、預り金横領例は親族後見人まで含めたら5億円どころではないはずで、弁護士だけで「5億円近い」と思われます。

○「成年後見、弁護士の標的に」と言う大見出しは、弁護士に対する悪意を感じるものですが、一人の弁護士が「10億円近い」顧客からの預り金を横領した岡山弁護士会元弁護士の事件について全く触れられていないのには、奇異の感がしました。こちらは弁護士の不祥事としては前代未聞の金額であり、大々的に全国紙で取り上げても良さそうなものです。しかし地元の新聞にしか継続掲載されていません。先日、日弁連委員会があったとき元弁護士と同期弁護士2名に取材しましたが、これ程の弁護士による大事件を2人とも全く知らなかったのに驚きました。この事件は、全国の弁護士が問題意識を持つべきと思うのですが。

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成年後見、弁護士の標的に-預かり金着服相次ぐ
日経新聞2013/5/25 1:14

 障害者や高齢者の財産を専門家が管理する「成年後見制度」を巡り、選任された弁護士らが、預かった財産に手を付ける不祥事が全国で相次いでいる。最高裁によると、判明した被害額は少なくとも5億円近くに上り、弁護士の信頼を揺るがす事態に。危機感を募らせた日本弁護士連合会は、資金管理の厳格化など新たな対策に乗り出した。

 「どういうことになっているのかなあ」。元東京弁護士会副会長、松原厚弁護士(76)は東京地検特捜部に逮捕される前の4月22日、東京都大田区の自宅であやふやな回答を繰り返した。

 松原元副会長は、被後見人の資産計3400万円を着服したとして、業務上横領容疑で逮捕された。

 成年後見人になったのは、2007年。顧客女性の生活に必要な資金を口座から引き出していたが、次第に自分の個人的な支出にも充てるようになったという。自宅の電気やガスは止まったままで、生活が困窮していた様子がうかがえる。「顧客の口座からいちいち引き出すより、自分の口座に移した方が早い」と、分別管理の重要性を無視するような発言もあった。

 大物弁護士が不正に関与した例もある。約4400万円をだまし取ったとされる元九州弁護士会連合会理事長で、元弁護士(自己破産で資格喪失)の島内正人被告(66)=詐欺罪などで公判中=だ。

 検察側冒頭陳述などによると、島内被告は04年に務めた九弁連理事長業務に時間を取られ、事務所経営が悪化。「財産を共同管理するよう裁判所から指示された」などと嘘を言い、預かり金を流用し始めた。

 発覚したのは、昨年10月。預かり金を返還しなければならなくなると、別の依頼者の預かり金を流用して、発覚を遅らせたという。1999年から事件発覚まで福岡県弁護士会の綱紀委員も務めており、「高いモラルが求められる立場の弁護士の犯罪だけに、国民の信頼を著しく損ねた」(県内の法曹関係者)。

 成年後見人は家裁が選任。家裁の求めに応じ、後見人は預貯金の残高証明などを報告しなければならない。東京家裁の場合、年1回のペースで状況報告を求め、遅れれば督促する。

 逮捕された別の東京の弁護士は、被後見人の口座残高を改ざんした通帳のコピーなどを家裁に提出。家裁のチェックを免れていたとみられる。最近では「人員削減などで家裁の人手にも限界がある」(法曹関係者)との声があり、不祥事の背景に、家裁の人手不足があるとの見方もある。

 法曹人口の増加に伴い、弁護士同士の競争が激しさを増す中、ある検察関係者は「生活を維持するために、顧客の金に手を付けた可能性もある」と推察している。


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