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震災後初めての郷里気仙沼入り-余りの惨状にただ涙

平成23年 4月 4日:初稿
○平成23年4月3日、早朝午前7時、4人の仲間で気仙沼に向かい、午前10時30分、大震災後初めて郷里気仙沼入りしました。平成23年2月12日、気仙沼中学校42年卒第20回生還暦祝い会で大変お世話になった同級・同年生の多くが、仕事場を失い、居宅を失うなど甚大な損害を被り、避難所や親戚・知人の家で厳しい生活を継続しています。僅かでも手助けをしたく、事前に必要なものを確認して、1人一点購入制限物資等をヨドバシ・ダイエー等に毎日通って買い集め更にスニーカーやレトルト食品等を加え、丸15年乗り続けているワゴン車のオメガ後部荷台と後部座席に満載して届けました。

○仙台南部道路長町インターから自動車道に入り、三陸自動車道に移ると車窓から仙台市東部の津波被害状況が少しずつ見えてきます。えー、こんなところまで津波が来たのかと驚きながら進行すると多賀城IC辺りから車が増え始め、利府塩釜ICを過ぎた辺りから、渋滞状況となりました。ようやくガソリン供給が行き渡り、被災地へ向かう車が増えたと思われ、先が思いやられました。しかし、殆どの車は石巻港ICまでに自動車道を降り、石巻河南ICを過ぎた辺りから順調に流れました。終点登米東和ICを降りると南三陸町方面への道路は途中通行止めとのことで東和町林林館森の茶屋でトイレ休憩を取り、ここからは私の運転に代わり本吉町経由で気仙沼に向かいました。

林林館まではのどかな風景
   

○本吉町に入ると、それまではのどかな田園風景が、突如、異様な風景に変わりました。津波がこんな山奥まで来たのかと驚くと、どうやら川伝いに入り込んだようです。残念ながらこの状況は、写真に撮るのも忘れて、車窓から見入ってしまいました。ところが本吉町中心部商店街に入るとまるで何事もなかったかのような街並みとなり不思議な感じがしました。本吉町中心部を通過すると国道45号線に合流し、いよいよ大谷海岸等の海岸線に沿って走行となり、壮絶な光景が飛び込んできました。先ず驚いたのが気仙沼線の線路がズタズタになっている光景です。これも写真に撮るのを忘れて見入りました。その後、記録に残さねばと撮った写真が以下のとおりです。

   

○45号線を進むと,至る所で、道路のアスファルトが途絶えて、砂利等が敷き詰められています。私は当初、てっきり、アスファルトが津波で引き剥がされたのかと思いましたが、どうやら、道路が一部陥没して、応急処置として陥没部分に土盛りし,砂利を敷き詰めたようです。不思議なのは同じ海岸線でも,僅かの高低差で、壮絶な光景となっているところと、何事もなかったかのように平然としているところに明確に分かれているところです。どうやら地震そのもので建物が崩壊した例は殆ど無く、被害の殆どは津波によるものであり、それも、もの凄いとしか表現できない悲惨なものです。

○45号線バイパスは、旧気仙沼市内に入ると、車の量が急激に増え、渋滞状態となりました。それでも午前10時30分には予定地に到着し、待ち受けていた気仙沼中学校の同年・同級生数名と会い、私の車に満載した支援物資を渡すことが出来ました。シェイバーが欲しいと言ってくれたA君は、この日のために髭を剃らず髭ボウボウにして待ち受けるとの気遣いをしてくれ、大いに喜んで頂きました。流石に皆さん、長い避難所或いは気遣が必要な親戚・知人等の居宅での不自由な暮らしに疲れた表情をしていましたが、その身の無事に笑顔で握手を交わすことが出来、ホッとしました。

○その後、気仙沼実家に行き、義兄の元気な顔を見た後、じっくり気仙沼市内を視察しましたが,ただただ茫然とするばかりで、その惨状に思わず涙が出てきました。200枚近い写真を撮ってきましたが、TVや写真で見ても、実際の惨状は、自分の目で目の当たりに見ないと判らず、その悲惨な状況を言葉や文章でありのまま伝えることは、到底、不可能です。

気仙沼市鹿折地区-大津波被害の後火災が発生し正に戦後の焼け野原状態です






気仙沼市仲町商店街


自転車走行中の方が居る場所は仲町商店街の道路ですが、従前はこの2倍以上の幅がある片側1車線アスファルト道路でしたが、今は自動車1台が通れる砂利道となっています。
画像左側の車が堆積している場所にA君経営3階建て菓子店(1階菓子店、2階喫茶店、3階菓子工場)がありましたが、津波で別の場所に押し流され、且つ、2階建ての骨組みだけが残され、通行の邪魔になるとのことで解体されたとのことです。
街並みがスッカリ変わってしまい、写真だけでは従前の仲町商店街とは、到底、判別できません。

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