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物は考えよう-ある弁護士の記述への感激と私の場合

平成22年12月24日:初稿
○日弁連機関誌「自由と正義」には、会員弁護士の投稿欄として「ひと筆」があります。私は、「自由と正義」を受領すると先ず最初に弁護士2名のエッセイ「ひと筆」を読み、次に懲戒例の公告を読むのが日課となっています。平成22年11月号の「ひと筆」欄のある大先輩A弁護士の「物は考えよう」と言うエッセイに感激しました。以下、私なりの備忘録です。

○A弁護士は、大学に入学した年の秋、肺結核にかかっていることが判明し、自宅療養を余儀なくされ、大学の結核研究所所長から説かれた「本屋新聞を読むな。家族とも話しをするな。トイレは床の中で…」との絶対安静療法を実践しました。しかし、この何もしない不作為たる療法は実践困難を極め、あるとき「結核治療は、結核菌と白血球の熾烈な戦いであり、自分のために自らを犠牲にして懸命に戦う白血球を支援するため全面的に支援すべき」と考え直し、自分の中で最も積極的作為的治療法に変貌させた結果、2年後には完治しました。

○A弁護士は、その絶対的安静療法実践の過程で、「人生の目的」ついて熟考し、次のような結論を得ました。
・全ての人間に妥当する「人生の目的」など存在せず、人はただ死にたくないから生きている。
・生きている以上、幸せに生きる方が良く、そのためには物事を積極的・楽天的に考えることが必要不可欠。

そこでその後の人生で次のような実践をしました。
・重い荷物と軽い荷物がある場合、足腰の鍛錬と考え重い荷物を持ち,職場での困難な仕事は自分の成長の機会と考え喜んで引き受ける。
・楽天的とは物事は良い面だけを見、あるいは、万事自分に都合良く解釈し、人生を楽しく生きることで、転勤は長期旅行で各地の名所名跡、多くの方との邂逅を楽しみ人生を豊かにする。
・夫婦円満の秘訣は「女房の声は天の声」と考え素直に受け入れる。


○またA弁護士は、ある死刑執行立会時、僧侶の教誨を受け仏門に帰依し、死後、浄土に生まれ変わると確信した死刑囚が、立会職員・僧侶一人一人と固い握手を交わし,心から感謝の辞を述べ、顔面に笑みを浮かべ、あたかも外国旅行に旅立つ如く執行に臨んだ姿に、人間の物の考え方や心の持ち方が如何に重要かを痛感して、強い感銘を受けたとも記述しています。

○私の場合を振り返ると、事務所に来る電話やお客様の数が少しでも減り始めると、心配でたまらなくなり、事務員の給料を支払えるだろうかと大きな不安を感じ、また身体に一寸した異変を感じると、ガンになって余命○年ではないかと不安を感じて大騒ぎするるタイプであり、到底、楽観的とは言えません(^^;)。

○ただ神仏というか,絶対者の存在は確信し、日々の出来事、私の回りの森羅万象全て絶対者の定めに従っているものとのおぼろげな確信もあり、大騒ぎする割りには、根っ子のところで、なるようにしかならないとの諦観を持っているため表面上深刻ぶっても、その実、それ程深刻にはならず、心配事があっても眠れなくなるなんてことは余りありません(^^)。

○また「人生詰まるところ自己満足」と言うとんでもない信条を持っており、誰に何と思われようと自分がやりたいことだけをする、人目を気にし、あるいは人に良く思われようと、自分がやりたくないことまで無理してするなんてことはせず、「世のため人のため」になろうなんて分不相応な望みを持つこともなく、好き勝手・自己本位に生きています。この姿勢を見ると,案外、A弁護士の教えに通じる生き方をしているのかも知れません。A弁護士には、いや、俺とお前の姿勢は全く違うと否定されそうですが(^^)。
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