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司法修習生即独マニュアル-既存弁護士にも役立つ

平成22年 8月17日:初稿
○高橋雄一郎弁護士ブログ「司法修習生のための即独マニュアル」を読みました。末尾に「上から目線で失礼しました。」と記載されています。確かに「上から目線」とは感じますが、その溢れるばかりの気迫が大変素晴らしいと感じました。3000人時代でこれからの法曹・弁護士は大変だ、大変だと、愚痴ばかり吐いているブログを見ていると、気が滅入るところがありますが、このような気迫に満ちた文章に接すると、俺もまだまだ頑張らなければと、鼓舞される気がします。

○髙橋弁護士さん、お顔を拝見するとまだ若そうに見えますが、慶応大学理工学部出身の経歴を観るとおそらくは、企業に勤務された上で、弁護士になられたものと思われます。この「司法修習生のための即独マニュアル」一見、過激そうに見えますが、商売人たらんと志を持ってその道に入った場合、当たり前のことを法律事務所に即して記載しただけのようにも思えます。

○それが過激に感じられるとすれば、いままでの弁護士が余りに甘かったからと思います。私なんかは、正に甘かったの一言に尽きます。修習先の法律事務所に勤務を開始した昭和55年当時で、いきなり年間給与320万円が保証され、更に国選事件等で毎月10万円以上の個人事件収入がありました。当時、弁護士1年生の年間320万円の給料は、平均より少し安いもので同期の友人は仙台でも400万円近い例もあり、東京は400万円以上だったように記憶しています。

○実務経験の全くない弁護士1年生時代は、実務家としては殆ど役立たずでしたが、それでも1年生から「先生」なんて呼ばれて、自分は偉くなったと全くの誤解をして、それが増長し、殆ど営業努力をしなくても2年目位から事件が入うようになり、その上、お客様を説得できるのが優秀な弁護士なんて教えられ、大切なお客様に対し、あたかも教え子に対するが如く上から目線で、説教するなんて、今から思うと恥ずかしい思い上がりの時期もあり、未だに思い上がりを感じて、反省することがあります。

○人間修行には、「営業」が重要なところ、これまでの弁護士は、この「営業」についてさしたる努力をしなくても何とか食える程度に参入規制によって保護されていたことが問題だと思い、いつか弁護士も必死の「営業努力」が必要な時代になるだろうと思っていました。

○この「司法修習生のための即独マニュアル」には、この「営業努力」について抽象的記述ではなく、具体的に記載しているところが、高橋弁護士の実務体験に基づくものと思われ大変役立つものになっています。
以下、抜粋です。私自身がしてこなかったのは勿論のことですが、これまで特に地方の競争の少ない地域での普通の弁護士はこれほどの営業努力をしてこなかったことは間違いなく、これだけの営業努力をしている若い弁護士さんも私の近辺には見当たりません。

・重要なことは,どんな日も,営業と仕事と勉強の合計時間はその十数時間で,つねに一定だってことだ。

・異業種交流会には積極的に出席しよう。そして,できるだけ名刺交換だ。税理士,社労士,司法書士,弁理士,行政書士などの士業の友人を沢山もつこと。名刺もらったら,その日のうちに挨拶メールを出すこと。そして,3日以内にその会社に訪問すること。もちろん,了解を得てだけど。会社訪問は一日5社が目標。

・名刺は月300枚配布を目標にしよう。営業していると,潜在的顧客が何を望んでいるのかが少しずつ分かってくる。そこで,顧客が望んでいることが分かったら,勇気を出して,「是非,機会があったら私を使ってみてください!」って頼んでみよう。

・既存の法律事務所にご挨拶に上がって,是非,下請け起案で結構ですから,うちに仕事回してくださいって頼んでみよう。

・電話でもメールでももらったら,とにかくクイックレスポンスだ。仕事の依頼につながるメールを2時間も放置したら社会人失格だとおもなければならない。土日含めて1日放置したら人間失格だ。まあ,土日なんかないはずだけど。仕事は,トライアルでもなんでも,とにかく速くやるべきだ。

・納期3週間の仕事を受任したとしよう。がんばって仕事して,納期の3日前に提出したのなら,君は社会人失格だ。依頼者は君の仕事をチェックする時間が3日しかないことになる。依頼者は,海のものとも山のものとも分からない君を使っているのだから,進捗のアップデートが欲しいはずだ。3日に一回くらいは進捗を報告し,納期の一週間前には納品する。

・法人相手の1回目の仕事はタダでやるべきだ。そして,気に入ってもらえたら,リピーターになってもらう。

・開業早々から,利益を出そうなんて考える余裕はないはずだ。まず仕事をゲットする。それから仕事を全力投球でこなす。開業1期目は赤字で当然。


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