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最近の司法修習生雑感

平成17年 5月18日:初稿
○一昨日日弁連弁護士業務改革委員会に参加してきました。ここには毎回全国から40~50名の弁護士が集まります。
たまたま隣り合わせた司法修習生指導を担当している弁護士から聞いた話では、10年前に比較し現在の司法修習生は確実に学力が落ちており、指導に苦労すること、又優秀な者と出来の悪い者の落差が激しく、当たり外れが大きく、弁護士として採用する場合は相当気をつけなければならない等余り良いものではありませんでした。

○更に他の弁護士から最近の司法修習生は修習についていけないのか心身症になる者が増えているとの一層暗い話しを聞かされました。

司法修習生とは,司法試験に合格後、最高裁判所に採用されて、司法研修所に入り、1年6か月間、司法研修所での前期修習(3か月),全国各地の裁判所,検察庁,弁護士会での実務修習(1年),司法研修所に戻っての後期修習(3か月)に分け法曹実務を研鑽し、司法修習を終えると,裁判官,検察官,弁護士になる資格を得る者です。

司法修習生は,国家公務員ではありませんが,これに準じた身分にあるものとして取り扱われ,確か、上級職公務員3年目と同額の給与を国から貰って勉強が出来る最高の身分でした。

○しかしここ一連の司法改革で余りの厚遇が批判され、新司法試験制度発足後は、給与制が廃止され貸与制になることが決まっているようです。又修習期間も2年から1年半に短縮されていたものが更に1年に短縮されるようです。
司法試験第二次試験出願者数・合格者数等の推移を見ると当初200数十名だった合格者が今は1500名近くに増え、平成22年頃には3000名まで増やすことが既定路線になっています。

○現在の司法修習生は、現行司法試験制度の下での合格者1500人での合格者であり、平成2年頃まで長く続いた合格者500人時代の合格者に比べれば、それまでは不合格であった500番以下の受験生も合格するわけですから、平均学力が落ちて当然です。

○そこでみっちり鍛えて合格させると言う理念で「法科大学院」が設置されたわけですが、この法科大学院卒業の新司法試験制度で誕生する合格者の学力がどうなるか興味あるところです。

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