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苦労した交通事故事件で弁護士冥利に尽きるお褒めに感謝5

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平成26年10月10日:初稿
○「苦労した交通事故事件で弁護士冥利に尽きるお褒めに感謝4」の続きです。
若手弁護士2人に手伝って貰いながら、Aさんの損害賠償として、事故による傷害・その後の保険会社側の悪質な対応で統合失調症を発症し、100%労働能力を喪失し、控えめに見て自賠責第7級相当後遺障害を残したとして、約7650万円を支払えとの訴えを提起しました。

○裁判では保険会社側は熾烈に抵抗しましたが、私は統合失調症に関する医学文献を10冊近く購入し、原因論で役に立つ部分を丹念にチェックして準備書面に活用し、更に医学文献証拠として提出し、詳細に主張を展開しました。また、過失論でAさんの過失が大きいとの保険会社側主張も刑事記録で完全に論破し、さらに有名鑑定人鑑定書を提出し、事故態様が全く軽微との保険会社側主張も鑑定書の杜撰極まりないことを指摘して論破しました。

○担当裁判官は原告主張に丹念に耳を傾けてくれ、審理終了間際には、これはひょっとしてひょっとするかもとの感触を得、「追突事故での統合失調症発症との因果関係を認めた判例概要紹介」記載の通り、「本件交通事故に関連した内容であること及びこの幻覚、妄想の内容からすれば本件交通事故とそれに関するその後の係争が原告にとって強度のストレスとなったことが認められることからすれば、本件交通事故と原告の統合失調症の発症との間にも因果関係が認められる」とされて、驚喜しました。

○しかし、「追突事故での統合失調症発症との因果関係を否認した高裁判例概要紹介」記載の通り、高裁では、統合失調症との因果関係を全て否認され、私は、Aさんご本人とお父さんと一緒に渾身の上告理由書を作成して上告受理申立をしましたが、待つこと6ヶ月後、申立棄却の結論で終わりました。

○最高裁でも統合失調症との因果関係が否認された結果を伝えるとき、Aさんの統合失調症が悪化するのではと大変心配でした。しかし、驚いたのはその後でした。Aさんは、高裁で認められた金額を保険会社から受領し、弁護士費用については、弁護士費用特約で回収し、全て金銭処理が終了した後にお父さんと一緒に事務所を訪れました。Aさんは、意外にもすっきりしたお顔で、当初、私の事務所を訪れたときの普通でない目つきが、すっかり穏やかな目つきなっていました。

○そして、「先生方には、私のために一生懸命やっていただき、ホントに感謝しています。ホントに有り難うございました。」と心からと感じる気持ちのこもった御礼の言葉を頂きました。一緒に来たお父さんも繰り返し感謝の言葉を頂き、こちらも大感激でした。折角、一審で認められた損害賠償金額が、二審で大きく削られましたが、金額の問題ではないなと実感しました。「最大限闘った上で負けたら、社会に対する不満の総量は、きっと減るに違いない。」との小川弁護士の言葉が実感できたのです。

○過酷なストレスが原因で発症したAさん統合失調症は、裁判過程でAさんの言い分を熱心に聞いて、それを準備書面・報告書等で文章化して表現し、更に一審の裁判官がAさんの主張を一部認めてくれたことが、有効な改善薬になり、少しずつ改善の方向に向かったと感じました。二審で破れはしたもののAさんと共に最高裁判所への上告受理申立理由書にAさんの想いを十二分に表現したことも改善薬になりました。そのため最終的に最高裁判所で破れはしたもののAさんの統合失調症は悪化せずに済みました。自分の思いに共感・評価してくれる人間の存在が、人間にとって如何に重要かを再認識できました。
以上:1,446文字

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