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上告審手続の経験とその備忘録2

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平成26年 5月30日:初稿
○「上告審手続の経験とその備忘録」の続きです。
驚愕の約款3号直接請求否定平成26年3月28日仙台高裁判決まとめ1」で紹介した事件の上告受理申立理由書提出期限が平成26年5月30日でしたが、4日前の5月26日に完成して提出しました。一本の書面としては弁護士生活35年でおそらく一番長い3万1200字に達しました。

○データベースソフト桐で作成した準備書面で、一番、文字数が多かった事件は、「ある交通事故事件の顛末-予想外自賠責認定が始まり」で紹介した事件で、一審5万8000字、控訴審5万字10万8000字でした。この事件では、論点を判りやすくするため論点表も作成しましたので、これらも合わせると軽く11万字を超えていました。この11万文字を超える準備書面の数は17本あり、準備書面一本当たりの平均文字数は6500文字でした。

○それが今回の上告受理申立理由書は一本の書面で3万1200文字に達しましたので、一本の書面量としてはダントツに多いものです。頁数としては25頁でした。最高裁の理由書作成手引きでは、2万文字を超える場合は、先ず目次を作成し、次に事案概要・主張要旨を記載した上で、各論に入るよう指示しており、その指示に従って、目次2頁、事案概要・要旨3頁とり、各論が20頁でした。手引きのサンプルでは頁数が30頁まで及んでおり、上告申立理由書、上告受理申立理由書は30頁を超える大論文が普通なのかも知れません。そういえば先日選挙無効裁判の上告理由書が送付されましたが、一冊の書籍になっていました。

○最高裁裁判官は、休日返上で上告理由書・調査官報告書読みに明け暮れていると聞いたことがありますが、「最高裁判所における訴訟事件の概況」と言うPDFファイルによると「平成22年における新受件数をみると、上告事件2036件、上告受理事件2485件、その合計数は4521件に上る。」とあります。最高裁の裁判官数は15名ですから、一人当たり単純計算すると300件で、小法廷は3ですから、一小法廷当たり1500件を一年間で処理するのは大変な仕事量です。大法廷に回るものがあったとしても一小法廷当たり年間1000件を軽く超えると思われます。

○これらの大量の上告事件の処理時間がどれだけかかるのかについて、「最高裁判所における訴訟事件の概況」では図表で説明していますので、以下に無断借用します(^^;)。







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