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松本守雄医師講演会”頚椎加齢性疾患と頚部損傷”備忘録1

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平成23年11月 2日:初稿
○平成18年7月22日更新情報「”赤い本”講演録は交通事故損害賠償情報の宝の山」記載の通り、財団法人日弁連交通事故相談センター東京支部共編「損害賠償額算定基準」(通称赤本)の裁判官や交通事故損害保険実務家の講演録は、交通事故実務の最先端で最も詳しい貴重なデータが掲載されており,文字通り、交通事故訴訟実務家にとって「宝の山」です。

○現在、交通事故後の頚椎疾患についての後遺障害程度・内容等が争いになっている事件が複数ありますが、これらの事件で保険会社の主張として多く登場するのが、被害者本人の体質、加齢等が頚椎疾患発症の大きな原因となっており交通事故による傷害だけで生じたものではないと言うものです。

○この問題について、前記赤本平成23年版下巻(講演録編)105頁に慶應義塾大学医学部整形外科准教授・医学博士松本守雄氏の「頚椎加齢性疾患と頚部損傷」と題する講演会講演録前文が掲載されており、頚椎の仕組み等が、素人向けの判りやすい言葉で簡明に解説されています。
以下、この講演録についての私の備忘録です。

1.はじめに
「頚」の定義
狭義では、脊椎動物の頭と胴を繋いでいる部分、「首」は「頚」とその上の頭を含む。
これから頚椎の解剖、経年変化、頸椎疾患診断法、診察方法等を紹介し、むち打ち損傷形態と予後、更に長期の予後についての研究紹介

2.脊椎の機能
 人間の頚椎の機能は2つあり、一つは体幹と頭の支持、もう一つは頚椎の後ろにある脊髄あるいは脊髄から分かれた神経の枝を保護。
 頚椎は7個の骨で出来ており、骨と骨の間に軟骨でできている椎間板、上下に走る靱帯(色々な骨を繋ぐ筋)があり、縦にズーッと走る太い前縦靱帯、後ろには後縦靱帯がある。
 頚椎の後ろ側に頭から下りてくる中枢神経の脊髄があり、脊髄から左右に一対ずつ神経の枝である神経根が出ている。

3.椎間板変性
 骨や筋肉は加齢で劣化するが、一番悪くなるのが骨と骨をつなぐ軟骨である椎間板。真ん中に非常に水分の多いゼリー状の髄核があり、それを非常にシッカリした繊維性の組織である繊維輪が取り囲んでいる。髄核が柔らかいのでクッションの役割を果たし、繊維輪がそれをシッカリ受ける。
 ※人間の身体の中で一番早く老化が起こるのは、椎間板とお肌。
 年齢と共に椎間板の水分量がどんどん減り、20代の後半位から傷み始め、亀裂が入り、身体を支える、背骨を支える機能に支障が出て痛みや色々な問題の原因となる。
 椎間板は、人間の身体の中で一番大きな血管が入っていない組織のため栄養状態が悪いことや、二本足で歩くことで負荷も大きいことも加齢による劣化が早い原因。一番大きいリスクファクターは遺伝だが、タバコも椎間板には悪い。

4.頚椎疾患の諸症状
・局所の症状:頚部痛から頭痛
・神経根症状:脊髄から出た神経の細かい枝が圧迫・障害を受けての肩から腕にかけての痛み、多くは片側性
・脊髄症状:中枢神経である脊髄が圧迫されての手足の麻痺、手がうまく動かせない巧緻運動障害、歩行障害、手足のしびれ
以上:1,243文字

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