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”サウナと健康との関係-賛成派・反対派医師が誌上対決!”紹介

平成30年 5月17日(木):初稿
○週刊ポスト平成30年5月25日号126頁に「サウナは体に良い?悪い?」賛成派医師と反対派医師が誌上対決!との記事が掲載されています。サウナ好きだった私も、「”サウナは、百害あって一利なし”って本当でしょうか?」に記載した秋津壽男内科医師著作「長生きするのはどっち」のQ19には、こと日本的利用に限ってはと限定しながらも「サウナは百害あって一利なし」を読んで以来、サウナは殆ど利用しなくなっていました。

○ところが上記週刊ポストには、サウナに関する最新の知見として、フィンランド東部に住む53~74歳の1600人を対象に、サウナ利用と脳卒中との関連性について約15年にわたって追跡調査した結果、サウナに週4~7回入る人は、週1回のみの人に比べ、脳卒中のリスクが約61%低かったとの英国ブリストル大学セトー・クヌツォー博士の報告が掲載されています。

○その理由について、クヌツォー博士は、「サウナには血圧を下げる効果がある。それにより自律神経が安定性を増し、抗炎症作用などが期待できるため、脳卒中のリスクが減っていくと考えている」と説明しています。イシハラクリニックの石原結實医師は、「高血圧の一因として塩分摂取過多があるが、サウナに入ると多量の発汗で塩分と水分が排出され、体が温まることで血管も拡張し、高血圧の要因を排除することになる。」と説明し、サウナ肯定派のようで、サウナで発汗すると、心臓の負担が軽くなることに着目して心不全患者にサウナ療法を施し、治療効果を上げている鹿児島大学名誉教授和音療法研究所鄭忠和所長の例もあるとのことです。

○「”サウナは、百害あって一利なし”って本当でしょうか?」に記載した秋津壽男内科医師は、「高温サウナに入ると急激に血圧が上昇、心拍数が増加し、動脈硬化や高血圧を抱えている人、心臓病など循環器系疾患を持つ人、或いは免疫力の落ちている高齢者にとっては、サウナに入ることは自殺行為に等しい」と真逆の説明をされています。

○素人には、一体、どっちが本当なのよと、困惑します。秋津医師の話では、サウナは入る時間も注意が必要で、110度のサウナ室内にどれだけ留まれるかを競うサウナ我慢大会世界選手権で、2010年に2人が倒れ、1人が死亡する事故が起こって以降、その大会は開催されなくなったとのことです。

○この点について、肯定派の石原結實医師も、「よく○分入ると決めている人がいるが、避けた方が良い。自分が気持ちいいと思う段階を超えないように、辛いと感じたら直ぐに出ること」と釘を刺し、クヌツォー博士も「心臓発作や脳卒中をすでに起こしている人、狭心症患者、低血圧の人などはサウナを控えるべきで、”血圧を下げるためにサウナに入る”という考え方はすべきでない。健康不安があればサウナに入るより、医師に相談した方が良い。」とサウナは決して万能ではないと釘を刺しています。

○結局、サウナは、これまで通り、余り利用しないことにしました。利用するとしても100度なんて高温ではない中温のサウナでじっくり体を芯から温めるような利用にします。
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