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”9割の高血圧は自分で防げる”を読んで-血管と道路のたとえ2

平成26年 4月 7日(月):初稿
○「”9割の高血圧は自分で防げる”を読んで-血管と道路のたとえ」を続けます。
たまたま本屋で立ち読みして購入した桑島巌医師著作「9割の高血圧は自分で防げる」での判りやすい例えでの説明の備忘録です。

・血圧は道路が車に圧されたときの負担に似ている
この負担は、車の勢いが強い程、また、通る車の量が多い程大きくなるが、血管も同様に通る血液の勢いが強い程、また、通る血液の量が多い程、血管内壁にかかる負担が大きくなる。この血管内壁にかかる負担が血圧。

・心臓が血管に血液を送るための拍動数は一日10万回
心臓拍動(脈拍)数は、平均1分間60回と言われていますので、1時間で60回×60分=3600回、一日3600回×24=8万6400回のはずですが、この著作では一日10万回、1年3650万回、一生30億回と説明されています。

早朝5時に私の脈拍数も記録される血圧計で数回測ったら50~55回でした。ネット検索すると、「静時に測定すると、男性で平均60~70回程度、女性だと65~75回程度だと言われています。年齢が高くなるほど最大心拍数が下がる傾向にあると言われています。」と記載されています。年齢が高くなったため脈拍数が減っているようです(^^;)。

人間一日中、ズッと穏やかにしていることは出来ず、時に走ったり、緊張したりして脈拍数が平均を保つわけではないので、1分60回で単純計算すると8万6400回でも、一日を通せば10万回くらいになるのかもしれません。それにしても血管は、一日10万回もの血流による血圧を受けている訳で、大変、頑丈です。一生では20~30億回ですから凄いものです。

・塩分が、血圧上昇の原因とされる理由
人間が塩分を取り込むことで、細胞が水を欲しがり、水ぶくれ状態となり、水を多く含んだ血液は血流量が多くなるため血圧を上昇させる、また、血管の外側の細胞も水ぶくれ状態で血管を圧すので、血管は内外から圧された状態になる
さらに塩分を取り過ぎると塩分排泄作用として、心臓が腎臓に水ぶくれ状態の血液を勢いよく送り、これを受ける腎臓もオーバーヒートを起こし糸球体の血管が硬くなり、高血圧の悪循環となる。

・レニン・アンジオテンシン系物質
これは腎臓から分泌されて血管を収縮させて高血圧を引き起こす

・ストレスが血圧を上げる-テロや地震

・血管病-脳卒中・心筋梗塞・腎臓病・閉塞性動脈硬化症等
脳、心臓、腎臓、身体の動脈全て血管で繋がっており、血管の状態が悪いとどの部分も病気を起こす可能性が高くなる

・血栓(血管の詰まり)が起きる仕組み
高血圧状態の継続で血管の内側が固くなる→血管の内側にデコボコが出来る→血液に含まれる脂肪などがデコボコにひっかかり「プラーク」となって血管壁にへばりつき血管壁が厚くなる→血流によって「プラーク」が剥がれ落ちる→剥がれた血管壁は傷つき、これを修復するため血小板が集まり固い血の塊(血栓)となりこれが大きくなって血管を塞ぐ→血流遮断の結果その先の細胞に酸素・栄養が行かなくなり次々と壊死

・この血栓が脳血管に生じるの脳梗塞
発症から3時間以内に脳血管のつまりを溶かす薬品t-PAを処方するのが勝負の分かれ目、3時間経過後はt-PA処方は却って害になる

・脳血管が破れて出血するのが脳出血
脳出血で溢れた血液が脳細胞を圧迫して重篤な後遺症か死去に至る
脳出血患者は身体を動かすと溢れた血液が脳を圧迫する部分が増えるので動かさない方がよいとの常識があったが、現在は、早期に病院に運んで脳を開いて血の固まりを取り除くべきとの常識となっている
以上:1,468文字

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