仙台,弁護士,小松亀一,法律事務所,宮城県,交通事故,債務整理,離婚,相続

旧TOPホーム > 事務所 > 大山滋郎弁護士ニュースレター2 >    

2017年09月16日発行第205号”ガラスの家の弁護士”

平成29年 9月16日:初稿
横浜パートナー法律事務所代表弁護士大山滋郎(おおやまじろう)先生が毎月2回発行しているニュースレター出来たてほやほやの平成29年9月16日発行第205号「ガラスの家の弁護士」をお届けします。

○弁護士の仕事は「他人に石を投げる」こと即ち「他人のアラ探し」と大山先生は、仰いますが、言われてみるとその通りの面があります。離婚訴訟なんかは、正に、夫婦のアラ探しの典型です。これでもか、これでもかと、相手のアラ探しに徹します。ですから私は、特に奥様に逃げられ、納得できないと頑として離婚を拒否する旦那様には、裁判になると、公の場で、お互いのアラ探しとなり、恥かき合戦になりますよ言って、穏便に別れることを提案します。

○離婚紛争の一般的傾向として、旦那様は私のアドバイスに従う方が多いのですが、旦那様に逃げられた奥様側は、私のアドバイスを聞く耳を持たない方が多いと感じています。奥様は、納得できない・離婚しないと決めたら、訴訟になろうと頑として離婚に応じない方が多くいらっしゃいます。

○私は、頑として離婚に応じないと言う方の弁護をして訴訟までを担当することは、これまで38年の弁護士稼業で、勤務弁護士時代を除いて、殆どありません。離婚は認めても財産分与・慰謝料・親権争いで離婚を拒否する場合は別ですが、離婚そのものを拒否する側の代理人になったことはありません。離婚訴訟では、いつも逃げる側専門です(^^;)。「逃げられたらお終い」という考えが強いからです。

○逃げる側になった場合は、「他人に石を投げる」、「他人のアラ探し」に徹せざるを得ず辛い面もありますが、これが弁護士の仕事だと割り切ってやるしかありません(^^;)。

*******************************************
横浜弁護士会所属 大山滋郎弁護士作

ガラスの家の弁護士


英語のことわざには、面白いものが沢山あります。読んでると、ドキッとしたり、思わず笑ってしまいます。「今日考えて、明日話せ。Think today and speak tomorrow.」なんて耳が痛いです。弁護士稼業は、まず話して、後から考えるのが普通ですから。ううう。

この親にしてこの子あり。Like father, like son.」は、自分の子供のことを考えると頭が痛い。これって事務所のボスと、勤務弁護士の関係でも真実です。ボスの弁護士がダメな事務所は、まともな勤務弁護士は辞めていき、残るのはボスと同じ問題弁護士だということはよくあります。う、うちは大丈夫です。。。

亀の甲より年の功。The older, the wiser.」なんていいですね。若手より自分の方が優れているのだと、根拠のない自信を持てます。

と、いろいろとことわざはありますが、私が一番好きな英語のことわざはこれですね。「ガラスの家に住む者は、石を投げてはいけない。People who live in glass houses should not throw stones.」他人に石を投げると、相手も投げ返してきますよね。自分の家がガラスで出来ていれば、相手の投げた石によって壊れてしまいます。だから、スネに傷持つものは、他人を攻撃しちゃいけないという、とても有難いアドバイスです。

でも、これって守れない人が多いんですね。政治家の場合なんか、本当にたくさんあります。自分が野党のときは与党の「強行採決」を強く非難しておきながら、自分が与党になると、同じことして批判されるんですね。政治家の不倫問題なんて、凄く世間を騒がせます。別に私生活のことなんだから、政治家としての能力とは関係ないじゃんと、私なんか思います。

しかし、他の政治家の不倫問題のときには、鬼の首をとったかのように攻撃していた人が、自分も不倫していたなんてことになれば、やはり非難されてもやむを得ないと思います。なんだってガラスの家に住んでたのに、他人に平気で石を投げてたんだろうと、呆れかえるのです。

しかし考えてみますと、弁護士なんてまさに、他人に石を投げることばかりしている商売なんです。例えば刑事事件の場合、多くの弁護士が被告人の人権を守るために、様々な主張をしますよね。場合によっては、被害者側に問題があったくらいのことを言います。被告人を罰しようとする検察官を、非難さえします。

ところが最近、被害者側に弁護士を付ける制度ができたんです。そうすると、被害者側の弁護士は、被告人を厳しく攻撃しはじめました。私の実感ですと、被害者についた弁護士は、検察官の1.7倍くらい、被告人に厳しい主張をします。や、止めてください。

私だって他人のことは言えません。労働裁判などで、うちの事務所では企業側を代理することが多いんですが、そういうときには会社の立場で労働者側の不当性を攻撃します。ところが、労働者側をもって裁判するときには、似たような問題でも、会社に問題があるって主張しちゃいます。(おいおい!)

まあ、こういうことは、依頼者のためにベストを尽くす弁護士としての職業上の問題ですから、ある意味やむを得ないのかもしれません。その一方、弁護士として本当に恥ずかしい話もあるんです。

不倫した政治家や財界人を強く非難していた弁護士が、自分もしていたなんてことはよくあります。大企業や業界の既得権益に反対し、我こそは正義の味方みたいな主張している弁護士も沢山います。ところが、弁護士の既得権益が剥奪されるそうになると、そういう人ほど目を三角にして反対します。わ、私は大丈夫ですよ!

*******************************************

◇ 弁護士より一言

寄宿舎生活をしている高校1年の娘が、週末家に戻ってきたときに言いました。「政治家の不倫の話、ニュースになってたでしょう。相手が弁護士だって聞いて、パパじゃないかって、心配になっちゃった!」
し、失礼な。「なんで弁護士というだけで疑うんだよ?」と、娘を非難したんです。
「ただの弁護士じゃなくて、『イケメンのヤリ手弁護士』ってテレビで言ってたからだよ!!」
ほ、ホントかよ。うーん。ゆ、許す!
以上:2,524文字

タイトル
お名前
email
ご感想
ご確認 上記内容で送信する(要チェック
※大変恐縮ながら具体的事件のメール相談は実施しておりません。

 


旧TOPホーム > 事務所 > 大山滋郎弁護士ニュースレター2 > 2017年09月16日発行第205号”ガラスの家の弁護士”