仙台,弁護士,小松亀一,法律事務所,宮城県,交通事故,債務整理,離婚,相続

旧TOPホーム > 事務所 > 大山滋郎弁護士ニュースレター2 >    

2015年07月16日発行第153号”弁護士の1万時間(2)”

平成27年 7月16日:初稿
横浜パートナー法律事務所代表弁護士大山滋郎(おおやまじろう)先生が毎月2回発行しているニュースレター出来たてほやほやの平成27年7月16日発行第153号「弁護士の1万時間(2)」をお届けします。

○アメリカの例で、弁護士になる前の成績と、弁護士となった後の活躍との相関関係を調べた調査で、両者には関連性が認められなかったとのことですが、おそらく日本でも司法試験や二回試験(司法研修所卒業試験)の成績と弁護士になった後の業績を比較する調査をすれば同じ結果と思われます。

○弁護士の業績については、法律学についての学者・実務家としての業績と、ビジネスマンとしての売上業績の2つあり、一般的には前者が高ければ後者も高くなるはずです。しかし、法律素養・訴訟技術が極めて高くて職人としての弁護士技術は極めて高くて画期的判例を数多く取っているけれども、お客様は余り多くなく、売上も大したことはない弁護士も居れば、弁護士技術は大したことはないけれども、お客様の心を掴む技術が極めて高く、売上も大きいと言う弁護士も居ると思われます。

○法律素養・訴訟技術が極めて高く、且つ、お客様の心を掴む技術も高く大きな売上を上げることが出来れば最高の弁護士です。周囲を見ると、大山先生を始めとして、この最高の弁護士と思われる方も結構存在します。35年以上弁護士稼業を継続してきたお前はどうなんだと言われると、頭を垂れてうつむくしかありません(^^;)。60代もまもなく4年目に入り、残された弁護士人生年数も余りありませんが、大山先生を見習って、ひたすら勉学に励み、売上低下傾向に歯止めをかけるべく精進していきます(^^)。

*******************************************
横浜弁護士会所属 大山滋郎弁護士作

弁護士の1万時間(2)


前回からの続きです。「1万時間の法則」は、いったいどこまで適用されるのかという問題ですね。

野球やテニスやゴルフのようなスポーツの分野では、素人が世界一の人に勝つなんて有り得ないことです。抜群の運動能力を有し、他のスポーツではトップの実績を持っている人でも、ゴルフを始めて1年でタイガー・ウッズに勝つなんて、間違っても起きません。

その一方、例えばビジネスの分野では、「素人」が世界の王者を負かすこともあります。世界一の携帯電話会社ノキアを破ったのは、電話業界に初めて参加した、天才スティーブ・ジョブズでした。もちろんジョブズは、ITの分野では、世界一と言ってもよい人でしたが、アップルが携帯事業に乗りだすと聞いて、「携帯のような成熟した市場に、いまさら素人が乗り込んでもどうにもならない」などと論評していた「専門家」は沢山いました。しかし、ジョブズは勝ったのです。

考えてみますと、きっちりした「規則」「ルール」があるスポーツの世界などでは、そのルールの範囲内で「勝つ」ためには、どうしても「1万時間」の研鑽が必要になりそうです。ルールに沿って技術を磨きに磨いていけばよい一方、そのためには一定以上の時間が必要となるわけです。

それに対して、世の中にはルール自体が明確でない分野もあるわけです。ビジネスの世界なんてまさにそうで、結果的にお客様の支持を集めることが大切です。バスケット・ボールで世界一のマイケル・ジョーダンが野球の世界に行っても活躍できませんでした。ところが、IT業界でトップのジョブズは、畑違いである携帯電話の分野を制覇することができたのです。

ということで、弁護士の仕事についてです。弁護士は、ルールのある仕事なのか、ルールなどない仕事なのかということですね。この点、少なくとも「法律」自体はルールのかたまりです。法律の基本的な考えを習得しなければ、そもそも司法試験に合格できません。「法律」の専門家という意味では、弁護士に「1万時間の法則」が適用されることは明らかです。

その一方、弁護士の仕事というのは法律の知識があるだけじゃダメなのです。依頼者のために、紛争を解決して、「勝つ」ことも大切です。そしてなにより、顧客のために十分なサービスを提供し、安心し、信頼して貰えることが大切でしょう。ルールが明確な「法律」だけを、1万時間かけて取得しても、それだけでは不十分だということです。

アメリカの例ですが、弁護士になる前の成績と、弁護士となった後の活躍との相関関係を調べた調査で、両者には関連性が認められなかったそうです。法律的にはそれほど傑出してなくても、お客様に信頼されて、「弁護士」として成功することができるということですね。

「法律」のようなルール自体がはっきりしている分野では、1万時間の法則が適用されます。1万時間、2万時間と、ひたすら研鑽を積んでいくことは、とても重要ですし、素晴らしいことです。現実問題として、いつまでも勉強を続けている弁護士は沢山いますし、私も見習いたいものです。しかし、それだけでは一流の弁護士になるには不十分に思えます。

他の分野で活躍していたスティーブ・ジョブズが、携帯電話の分野で顧客の支持を集めたように、私も企業に勤めていた経験を活かして、お客様に信頼され、安心してもらえる弁護士になりたいものです。

*******************************************

◇ 弁護士より一言

小学4年生の息子が、学校の1泊旅行が楽しみで、まさに指折り数えて待っていました。そこで、何がそんなに楽しみなのか、聞いてみました。

1位ホテルのハンバーグ2位、ホテルのから揚げ(骨付き!)、3位おやつで持って行くベビースターラーメン、4位牧場でのバター作り、5位ママのお弁当とのことでした。

「えぇ~!ママのお弁当5位なのぉ?」と、ベビースターに負けた妻は、ショックを受けていたのです。
実は、おやつには「うまい棒」も買ったけど、旅行の前に食べてしまったそうです。ダメすぎだろう!

以上:2,425文字

タイトル
お名前
email
ご感想
ご確認 上記内容で送信する(要チェック
※大変恐縮ながら具体的事件のメール相談は実施しておりません。

 


旧TOPホーム > 事務所 > 大山滋郎弁護士ニュースレター2 > 2015年07月16日発行第153号”弁護士の1万時間(2)”