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2013年10月01日発行第110号”弁護士最後の言葉”

平成25年10月 2日:初稿
横浜パートナー法律事務所代表弁護士大山滋郎(おおやまじろう)先生が毎月2回発行しているニュースレター出来たてほやほやの平成25年10月1日発行第110号「弁護士最後の言葉」をお届けします。

○最後の言葉とは、人生の最後即ち臨終の時の言葉と思われますが、自分が何というか、全く考えたこともありませんでした。私の臨終の時に周りに人が居たとしたら、「みんな、元気でな」くらいは言うかも知れません。臨終の時に、最後の言葉を発することが出来るほど、意識をハッキリ保っているくらいなら有り難いところです。

○私自身は、最後の言葉に余り意識はなかったのですが、ネットで検索すると、「偉人たちの最期の言葉」、「人間最後の言葉」、「最後の言葉 LAST WORD」、「心に染みる最後の言葉」等々、結構、最後の言葉を集めたサイトがあり、人間、最後の言葉に関心を持たれているようです。

○最後の言葉には余り関心はありませんでしたが、確か60歳の時に遺言書は自筆証書遺言で書いております。大した財産はありませんが、相続人が先妻の子、妻、現在の妻の子と分布しているため、遺産分割協議もやりづらい面があると考えたからです。遺言書には、単に結論だけでなく、その結論至る理由も簡潔に記載しています。62歳になって少し書き換えました。

○遺言書を巡る争いも何件か経験しておりますが、結論だけしか記載していないため、納得できない側が、父がこんな遺言書を残すはずがない、これは偽造されたものだ、或いは意思に反するものだと争われたことが良くあったからです。それ故、遺言書作成を依頼されたときは、特に法定相続分に相当外れる遺言内容になるときは、その理由を簡潔に記載することをお客さまに勧めています。

○60歳過ぎてからは、いつあの世に行くことになっても良いとの覚悟で、毎日を生きていこうと思っております。借金はなく、僅かながら蓄えもあり、まあまあの額の生命保険にも入っているので残された家族が生活に困ることはないと思われるからです。しかし、突然、あの世に行ったのでは、これまで私を食べさせてくれた最も肝腎のお客さまに迷惑をかけます。継続中の事件がまだまだあるからです。このお客さまに迷惑をかけない状況作りが遅れており、これが一番の気掛かりで、まだ「最後の言葉」に関心は持てません(^^;)。

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横浜弁護士会所属 大山滋郎弁護士作

弁護士最後の言葉


前回、明石屋万吉親分の「最後の言葉」を紹介したところ、沢山の方からコメントをいただきました。やはりみなさん、最後はカッコよく逝きたいなと考えているんでしょうね。バカバカしい話で済みませんが、今回は、「弁護士最後の言葉」について考えてみます!

参考にするため、昔読んだ本を引っ張り出してきました。「人間最後の言葉」という、様々な人の「最後の言葉」を集めた本なんです。なかなか勉強になります。
ゲーテの有名な「鎧戸を開けなさい。光を。。。もっと光を!」なんてのがある一方、「窓を閉めてくれ。世界は美しすぎる。」なんて言葉も載っているんです。

皆さん、なかなか頑張っているなと、心底感動しました。
「日曜日に死ねるって嬉しいわ。月曜日は憂鬱ですもの。」
「私が死んだら、会いに来ないでほしいわ。」
なんて言うのは、フランスの女性芸術家達の言葉です。流石のエスプリです!!

ところが、どうも弁護士その他法律家の最後の言葉には、見るべきものがないようです。せめて、弁護士だったロベスピエールやリンカーンには、ビシッと決めて欲しいと思うんですが、何も言わずに死んでいます。この辺何か、原因があるんでしょうかね?

その昔学生のときに、「以前は交通事故にあって死ぬときには、『残念。残念。』と言わないといけなかったんだよ。当時の法律家は、死ぬときにはそう言うように心がけていたんだ。」なんて教わりました。「なんのこっちゃ?」と思うでしょうが、かつての判例では、事故で死ぬときに「残念!」と叫ぶかどうかで、遺族が貰える賠償金の金額が大きく違っていたんです!

そんなわけで、法律を学んだ者たるや、事故で死ぬときは「残念!」と言わないといけないと(半分冗談でしょうが)教えられていたそうです。実戦的?なアドバイスかもしれませんが、ちょっとせこいです! そんなことを考えている法律家達が、世間を唸らせるような「最後の言葉」を残せるわけないでしょう。

法曹関係者よりも、政治家の方がまだカッコいい「最後の言葉」を残しています。板垣退助の「板垣死すとも自由は死せず。」なんて、カッコいいですね。マネして、「大山死すとも人権は死せず」と言ってみたいものです。勝海舟の「コレデオシマイ。」も、「あとは沈黙。」とか「芝居は終わった!」に匹敵するカッコ良さです。私も言いたい!!と書いていて気が付いたんですが、カッコいい言葉というのは、それなりの役者が言うから、「カッコいい」んですね。私では、役者不足でしょう。

私が、「北斗の拳」(またまた漫画で済みません。)のラオウのように、「我が人生に一片の悔いなし!」と叫んで死んだとしたら、みんな陰で、「ぷぷぷ。。。」と笑いそうな気がします。葛飾北斎のように「天があと五年の命を与えてくれるのなら、真に偉大な画家になれるのだが!」なんて、とてもじゃないけど言えません。私なんか、あと100年生きても、「真に偉大な弁護士」になる自信はありません! ううう。。。

歳をとれるだけとって、夜寝るときに「明日はトンカツを食べたいな!」なんて言って、そのまま目を覚まさない。私には、それが理想の「最後の言葉」です!

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◇ 弁護士より一言
「最後の言葉」というと、50代の若さで、ガンで死んだ高見順の詩を思い出します。

病室の窓の白いカーテンに
午後の陽がさして教室のようだ
中学生の時分私の好きだった若い英語教師が
黒板消しでチョークの字をきれい消して
リーダーを小脇に午後の陽を肩先に受けて
じゃ諸君と教室を出て行った
ちょうどあのように私も人生を去りたい
すべてをさっと消してじゃ諸君と言って

取りあえず私も、事務所を引退するときには、「じゃ諸君」と言って、去っていきたいものです。(まだまだ引退する気はないですけど!)
引き続きコメントを楽しみにしております。

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