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2012年4月1日第74号”マスコミと弁護士”

平成24年 4月30日:初稿
○畏敬する横浜パートナー法律事務所代表弁護士大山滋郎(おおやまじろう)先生が毎月2回発行しているニュースレター平成24年4月1日発行第73号「マスコミと弁護士」をお届けします。
このニュースレター、横浜パートナー法律事務所企業向けHPの顧問向けニュースレターコーナーに創刊号「企業法務部と弁護士」から第25号「信者・ブランド・偶像崇拝(3)」まで掲載されています。このニュースレター、平成24年4月現在最新号は平成24年4月16日発行第75号で、同事務所HPには50号分が未掲載です。大山弁護士は、私と違って超多忙で、HP掲載の時間が取れないからです。

○そこで、同弁護士から過去のニュースレターPDFデータのコピーを全て頂き、当HPへの掲載を許諾頂きました。平成24年2月29日に創刊号から第73号までの記事を桐HPBに取り込み一気に掲載しましたが、勿論、桐HPBまでの掲載作業は、桐師匠【多遊】さんにやって頂きました。PDFデータを桐HPBに取り込むため整形したテキストデータにするのに少々時間がかかったとのことですが、桐HPBに取り込めば、クリック一つで数秒後にHTML化して、Webアップも十数秒で終わります。

○大山先生も桐HPBでHP作りを始めれば、ニュースレターのHP掲載も毎回1分以内で出来るのですが、やはり、超多忙で桐HPBの使用方法習得の時間が取れません。そこで、大山先生の蘊蓄(長年に渡って蓄えた深い知識)がちりばめられた貴重なニュースレターデータを当事務所HPにも掲載し、一人でも多くの方に読んで頂ければと思い、当事務所HPにも掲載させて頂くことにしました。
今回の「マスコミと弁護士」、新聞情報は鵜呑みにしないことの教訓は重要と思っております。

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横浜弁護士会所属 大山滋郎弁護士作

マスコミと弁護士

だいぶ前に読んだアメリカの小説で、こんなのがありました。治安の大変悪い町での話しですね。
その町の浮浪者が、何かの拍子で大金を手に入れたわけです。その話しが面白いからということで、記者がその浮浪者のことを実名入りで記事にしようとします。ところが、周りの人たちはみんな、その記者を止めるんですね。この町で、大金が手に入ったなどという記事を書いたら、その浮浪者は、あっと言う間に強盗にあうだろうというわけです。

しかし、その記者は自信満々でして、ちゃんと分かるように書くから大丈夫だよと言って、記事にしてしまうのです。見出しのところで、大々的に「誰誰さんが大金を手に入れた!」などと書いて、本文で大金を手に入れた経緯を説明するわけです。そして、一番最後の部分で、「ただし、誰誰さんはそのお金を銀行に預けていますから、奪うことは出来ません。ご注意を!」なんて、書いたんですね。記者としては、最後の文章を読めば、その浮浪者を襲ってもお金が手に入らないことは明らかだから、全く安全だと考えたわけです。

ところが、その記事が載った新聞が発行されて数時間たたずに、その浮浪者は強盗に殺されてしまったのです。そもそも、世間一般の人たちは、新聞は見出ししか読まないんです。まして強盗をするような人が、じっくりと記事の内容を読むことなど期待する方がおかしいというわけです。

とまあ、新聞の悪口みたいなことを書いてきたのですが、実は先日、うちの事務所が弁護した事件が新聞で取り上げられたんです。見出しだけ書き移しますと、大体こんな感じですね。
「死亡ひき逃げ」
「はねた認識ない 無罪」
「横浜地裁 糖尿低血糖で意識障害」

この記事に対して、ネット上に何千という意見がでていました。
そのうち、99%の意見は、大変厳しいものがあったのです。「意識障害になるような奴が車を運転して、人を殺して無罪かよ(怒)」「この裁判長、判決のときに、意識障害だったのでは?」「弁護人の家族が轢き殺されても、文句言えないな!」(や、やめて下さい!!)

見出しだけ読むと、確かに変な判決に読めるんです。しかし、この事件の場合、轢いてしまったことについては、そもそも起訴されていないんです。被害者が、自転車で道路を逆走のうえ、駐車トラックを避けるために道の中央に出てきたときの事故でした。車の運転手が普通に運転していても事故は避けられなかったということで、検察が起訴しなかったんですね。

裁判で争われていたのは、「被害者の救助をしないで、そのまま走り去ったことについて、意識障害なので責任を問えないのでは?」という点だけでした。この辺が理解できていれば、あれほど多くの皆さんが、怒りのコメントをすることもなかったと思うんです。

しっかりと記事を読まないでコメントする人達にも、確かに問題はあるのかもしれません。紛らわしい記事を書く新聞にも、何とかして欲しいと思います。しかし、考えてみますと私だって、ほとんどの新聞記事は見出ししか読まないんです。パッと読んで、適当にコメントしちゃってるんです!

新聞や読者を非難するのではなく、弁護士として正しい情報提供をするように、努めていきたいものです。

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◇ 弁護士より一言

今月から小学校に入る下の息子が、入学前に張り切って勉強しています。その中に、「世界の国を覚えよう」なんていうのがあるんです。息子に付きあって、世界地図を見ていると、自分がいかに他の国のことを知らないかと、思い知らされます。アフリカや中南米の国等、ほとんど分からないんですね。

息子の方は、新しく覚えた国の名前を、パパに披露してくれます。
「ブラジルでしょう。韓国にアメリカ。イギリスとインドにイバラギでしょう。。。」
えっ、イバラギって外国だっけ!

本日から新年度です。引き続き頑張って続けて参ります。
励ましのコメントを楽しみにしております。


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