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2011/10/ 1 第62号 ナウシカの問題社員対応

平成24年 2月29日(水):初稿
横浜弁護士会所属 大山滋郎弁護士作

 ナウシカというのは、「風の谷のナウシカ」のことです。

 大戦争後の、土壌も大気も汚染された世界が舞台です。世界のいたるところに、「腐海」と呼ばれる巨大な森が生まれてきます。腐海は、有毒の瘴気を発するため、その近辺に人は住めなくなります。この腐海が、全世界に広がり続けているんですね。

 多くの人たちが、ただ腐海を恐れ嫌う中で、ナウシカは、腐海を全く違う視点から見ます。つまり、腐海は汚染された空気や土の浄化装置ではないかと考えたんです。そして、腐海と共存する方法を模索します。そうした中、腐海を破壊してまで行われる近隣諸国の争いに、ナウシカも巻き込まれていくわけです。(アニメも良いのですが、宮崎駿の漫画も素晴らしいので、読んでない方は是非どうそ。)話は変わりますが、前回お知らせしたとおり、断食合宿に参加してきました。そこで、主催者である石原結實先生の講演を聞いてきたんです。石原先生は、健康の為には断食をしろ、体を温めろ、筋肉をつけろと、30年くらい一貫して主張している先生なんですね。

 講演ではまず、断食によって、身体の免疫力が上がり、若返りまで生じるというお話を聞きました。メンドリは1年半で卵を産まなくなるが、その後断食させ、水だけで15日過ごさせると、毛が抜け落ちて再び生え、また卵を産み始めるそうです。

 自分達の世代は、青春時代に食べ物が無かったが、それがかえって良かった。「我が青春に食いなし!」現代人はみんな過食だ、食べ過ぎて良いのは結婚式だけ、なぜなら「カショクの宴」というからと、ダジャレだらけの、大変面白い講演でした。

 講演の中で、ガンについてのお話もありました。かつてガンの年間死亡者が13万人のとき、医師の数は13万人だった。ところが現在、医療は進歩し、医師の数も35万人になったのに、がんの死亡者は逆に29万人に増えた。これは何かおかしいのではということです。「炎症が出た場合、医者は炎症を止める方法を考える。しかし、悪いのは炎症ではない。身体に毒が入ったから、それを出そうとするのが炎症。根本を経たないで、炎症だけ止めたら、毒はそのまま体にとどまる。ガンについても同じように考えられる。ガンは汚れた血液を浄化するための浄化装置と考えるべき。ガンを起こさないような、日ごろの生活が大切である。」といったお話でした。ここまで聞いていて、「ガンというのは、ナウシカの腐海と同じだ!」と気が付いたんですね。

 そこでさらに気付いたのですが、こういうことは弁護士の仕事に関しても有りそうです。たとえば、「問題社員」についての相談が、最近増えています。企業から見ますと、問題社員は健全な会社の中にできたガンのように見えてしまうわけです。

 私なども、企業の医者として、どうやってこの「ガン細胞」を切除するか、放射線?をあてて様子を見るか、などについてアドバイスすることになります。もちろんこれはこれで重要なことです。(石原先生も、ガンの切除を否定していません。)その一方で、「問題社員というのは、会社の中の問題点を表に出して、浄化するものなのだ」という観点も、頭に入れておく必要が有るなと思い至ったのです。問題社員が発生しないように、会社の中の問題点を見直すという観点ですね。

 弁護士として、「切除手術」のみではなく、「健康予防」についても、企業のお役に立てるようになれれば良いなと考えております。

 
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 弁護士より一言

 石原結實先生の断食合宿から、無事に戻って参りました。3泊4日の短期コースですが、やってみると、余裕で出来ちゃいました。

 空腹感というのは、胃の中に食物が無いことよりも、血液中の血糖値の量で決まるそうです。黒砂糖入りの生姜湯を好きに飲んで良いということで、ほとんど苦しまずに断食できたわけです。

 家に帰ったら小学4年生の次女に、「パパ、少し痩せたから、授業参観に来て良いよ!」と言われました。

 えっ、今まではダメだったの!!引き続き、励ましのコメントを楽しみにしています。

 (2011年10月1日第62号)
以上:1,652文字

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