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2010/ 7/16 第33号 宇宙船ビーグル号の弁護士(2)

平成24年 2月29日:初稿
横浜弁護士会所属 大山滋郎弁護士作

 私は子供の頃から「論語」オタクでして、今でもかなりの言葉を暗記しているんですね。論語の中に、「大なるかな孔子、博く学びて名を成すところなし」という言葉があります。孔子先生は本当に偉大な方だ。何でも学んでいて、全てが非常に良くできるので、特に「これが専門です」というものもない、といった意味ですね。

 孔子大先生くらいエライ方ですと、全てにおいてナンバー1みたいな位置づけになるんでしょう。一方、孔子の弟子達となります、それぞれの得意分野で名前を売っているわけです。論語によりますと、徳のある行いでは、顔淵さん、弁舌なら子貢さん、政治なら季路さん、文学なら子夏さん、といったように、それぞれ得意分野で名前を売った人が列記されています。

 孔子大先生のような有名人はさておき、有名でないお弟子さんが名前を売り込むときには、やはり、「この一芸に秀でています。」という専門分野があることが役に立ちそうです。

 私なんかも、消費者として専門家を選ぶ立場から言いますと、「自分のところはこれが専門です。」と宣言しているところを選びたくなりますね。

 町の食堂で、「うなぎ・お寿司・トンカツ」なんて看板が出ているお店だと、「こっ、これは何なんだ!」なんて思ってしまうのは、私だけではないはずです。

 お医者様の場合は、専門がかなり分かれていますね。一方、個人医院なのに、「内科、外科、皮膚科、眼科」だなんて、凄い看板を出しているところもあります。こんなところに任せてしまって大丈夫なんだろうかと、どうにも不安になるのです。

 他人のことは良く分かるんですが、多くの弁護士事務所では、似たようなことをしているわけですね。取り扱い分野ということで、「民事・刑事・少年・家事・相続・会社・特許」だなんて記載している弁護士は、相当数います。

 特定の案件のために弁護士を選ぼうとしているお客さんから見たら、どうにも怪しく思える気がしますね。ただ、多くの弁護士は現実に様々な案件について経験している場合があり、どれが「専門」といえないというのも事実なのです。

 その一方で、「これが専門です」なんていう弁護士もかなり怪しいこともあります。アメリカの法律事務所など、「専門」がころころ変わったりするんですね。

 独禁法が流行っているときは「独禁法専門」として売り出すわけです。

 その後、独禁法問題が下火になりますと、今度は「M&A専門」だなんてことで宣伝します。これなんか、詐欺みたいな気もします。日本でも、今後こういった、「専門」弁護士が増えていくのかもしれません。

 ちなみに、先ほどの孔子の話には続きがあります。特に専門が無いと言われた孔子は喜んで、次のように言っておどけます。

 「私の専門は何がいいかな。弓矢にしようか、それとも御者にしようか。そうだなあ、御者にしよう」さすがの自信ですね!私も、いずれそのうち、「大山弁護士は何と偉大なんだ!何でも良く勉強していて、特にこれだけが専門ですなんてところが無いですね。」なんて、言われるようになりたいものです。そうしたら、私もおどけて言っちゃいましょう!!「私の専門は、大食いにしようか、減量にしようか?そうだ、減量にしよう!」
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 弁護士より一言

 ここのところ、論語がブームだそうです。本屋さんに行きますと、様々な論語関係の本が並んでいます。うちの子供たちも、「こども論語塾」だなんて本を買って勉強しています。

 「子曰く、学びて時にこれを習う、また楽しからずや。」なんてやってるんですね。こうなりますと、私も昔の血が騒ぎまして、いっぱい暗記している、論語の言葉を披露しちゃうのです。

 「パパ、すごーい!」なんて言われると、とても良い気持ちです。

 子供が相手をしてくれなくなったら、そのうち事務所で、早朝論語素読会でも開催しようかなんて考えております。(誰が参加するのかという問題がありますが!)引き続きコメントやご質問を楽しみにしています。

 (2010年7月16日第33号)
以上:1,622文字

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