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恩師からの手紙-如何に書くかの工夫と努力を

平成21年 2月15日:初稿
○繰り返し記載していますが、昭和50年3月事実上大学を卒業し、仙台から郷里気仙沼の実家に帰り、1人で受験勉強をしていた私は,昭和50年10月から、当時司法試験に合格したばかりで埼玉県に住んでいたUさんから論文式試験の通信指導を受け始め、この指導により実質的は初めて司法試験に合格するための受験勉強と言える勉強が始まりました。

○そしてUさんには、昭和52年6月の初めて受験する論文試験直前まで2年7ヶ月の間に合計100通の論文問題を提出頂き懇切・丁寧な添削指導をして頂き、論文の添削だけに限らず、色々有益な受験勉強のためのアドバイスの手紙を頂き、その手紙を今でも大事に取っており、時折読み返してはその受けた恩義を改めて確認し感謝しております。
以下、昭和52年2月13日付の論文問題回答についてのアドバイスです。

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前略
 お元気のことと存じます。寒い日がつづいています。 寒さの中で春を楽しみにがんばってください。

 さて、ここ一週間、「文章のこと」についてまとめて本を読みました。 そこで、あなたの答案につき疑問に思っていたことの解答(みたいなもの)がわかりましたので、ご連絡します。

 あなたは、次のような答案を書かれることがあります。
 「私は、・・・と解する。その理由は以下の通りである。
 第一に・・・
 第二に・・・
 第三に・・・」
 (これは私がすすめたのかも知れません。)

 この答案をみて、なにか物足りなさ、を感じていました。もりあがりが感じられないのです。 なぜかな、と疑問に思っていました。
 本を読んでわかったのは、あなたのような書き方では、文章にスキ間ができているのです。読み易いことは読み易いのですが、プツンプツンと切れて、相乗的な効果が感じられないのです。

 そこで、次のようにされるのをすすめます。
 「私は・・・と解する。第一に・・・であり、第二に・・・であり、第三に・・・だからである。」
 どういうことかと言えば、「私は」から「・・・である」までを一つの段落として表現すべきだ、ということです。 段落の一つは、思想の一つのまとまり、を意味している、ということです。

 まとまった一つの考えを述べるときは、一つの段落で述べたほうがよい、ということです。「第一に・・・」「第二に・・・」と行を変えるとどうしても、まとまりが悪くなってしまうのです。

 「条例制定権の限界」は、今、私が言ったように書かれていました。呼んでみて、一気に根拠付けの最後まで読んでしまう、ということがわかりました。

 私も研究してみます。あなたも、如何に書くかについては充分気をつけて工夫する努力を怠らないでください。
 じゃーまた。
                                                                     草々
          昭和52年2月13日
                                                                  ○○ ○
小松 さま
以上:1,305文字

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