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私の司法試験受験時代の思い出-恩師から指導1

平成20年 1月19日:初稿
○昭和50年10月、小野寺信一弁護士の受験仲間Uさんが予定通り合格されました。小野寺弁護士から直ぐにUさんに私のことを連絡して頂き、通信指導の快諾を得て私は、Uさんに自己紹介とお願いの手紙を書きました。これに対する返事が、「番外編s50-11-12恩師からの最初の手紙」です。

○この「番外編s50-11-12恩師からの最初の手紙」には司法試験受験勉強の要諦が凝縮されています。
先ず「何が大切かといっても、最も大切なのは、さめた気魄です。」との心構えの重要性です。当時は、この文章の意味が良く判っていませんでしたが、何とか法曹となることが出来、実務経験を重ねるにつれ、この言葉の意味を実感できるようになりました。「さめた気魄」は人生全てに通じる心構えです。

○何かことを成し遂げるために、徒に気負い、やみくもにぶつかってばかり居ては、殆どの場合空回りに終わります。例えば法律実務で難しい裁判闘争に最終的な勝利を得るためには、何より事実関係について冷静な判断・分析が必要です。同種事案についての判例・学説等の調査し、その目的達成のためにただやみくもに目先の勝利を求めるよりは、時にはここはいったん退いた方が最終的な勝利に繋がる場合もあることまで読み通すには「さめた気魄」が必要です。

○「ただ、やりっ放しはダメです。必ず復習してください。」も学習における最も重要な心構えです。人間の記憶は曖昧でいったん覚えても3日も経つと忘れてしまいます。忘れないようにいったん書いた論文答案、まとめのレジュメ等自分で作成した情報を繰り返しインプットし続けることが重要です。

○「論文合格の秘訣はただ一つです。論点につき、いかなる結論をとり、いかに理由づけるか、です。」、「全ての論点について、考えに考えて、小松説ー結論及び根拠ーを地道につくっていってください。」は端的に論文式試験の要点が尽くされています。Uさんのご指導を受けるまで私は多くの学説・判例をレジュメに記載し、知り得た学説判例の知識を披露することが論文式試験の解答と勘違いしていました。

○極端に言えば判例・学説どうでも良く、この論点について自分はこのような理由でこのように考えると端的に述べれば良く、判例・学説は自分の考えを補強するための付け足しに過ぎないとの認識が重要でした。

○「持続よりも集中です。」も重要です。何事か成し遂げるためには一定期間一定量の集中した努力が必要です。実務でも全く同様です。このUさんの最初の手紙は人生全般の心構えとしてこの人生データベースファイルの先頭レコードに置いていつも眺めています。

以上:1,071文字

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