仙台,弁護士,小松亀一,法律事務所,宮城県,交通事故,債務整理,離婚,相続

旧TOPホーム > 法律その他 > その他法律その他 >    

二審も菅元首相の請求棄却=安倍氏メルマガ名誉毀損訴訟-東京高裁

法律その他無料相談ご希望の方は、「法律その他相談フォーム」に記入してお申込み下さい。
平成28年11月11日:初稿
○「元首相対現首相の名誉毀損訴訟平成27年12月3日東京地裁判決全文紹介1」の続きです。
元首相が現首相を提訴するとの異例の訴訟について平成27年12月3日東京地裁判決の控訴審判決平成28年9月29日東京高裁判決が出ていました。平成28年11月11日時点では私が加入している判決等データベースには判決全文は掲載されていません。菅元首相は、この高裁判決を不服として最高裁に上告したようです。

○菅元首相にも色々言い分はあるでしょうが、最高裁で覆ることは先ずないでしょう。政治家の仕事について、「仕事をすれば、批判、反対があって当然。何もやらなければ、叱る声も出ない。私の人気が悪くなったら、ああ田中は仕事をしているんだと、まぁこう思っていただきたい。」との田中角栄氏の言葉を思い出します。菅元首相も、俺は立派な仕事をしたと確信しているのであれば、俺はシッカリ立派な仕事をした、誰が何と言おうとそんなことはどうでもよい、と聞き流した方が賢明だったと思うのですが。

○田中角栄氏は、首相当時、当時、全くの若造の石原慎太郎氏から、正にぼろくそにけなされ続ける文章を公表され続けました。それでも、後日、石原氏とたまたまテニスコートで面会したとき、呼び寄せて、側に座らせビールをご馳走し、石原氏のご迷惑をおかけしましたとの詫びに対し、「お互い政治家だ、気にするな」と一言で済ませています。このサッパリした気性が田中角栄氏の最高の魅力の一つです。

○平成28年11月11日のニュースで、選挙日直前まで、お互いに、正にぼろくそにけなし合ったオバマ氏とトランプ氏が1時間30分も対談して、その後、トランプ氏は「オバマ氏は良い人だ」と持ち上げ、固い握手を交わしていました。本音はどうであれ、これが大人の政治家なんでしょうね。

******************************************* 

二審も菅元首相の請求棄却=安倍氏メルマガ名誉毀損訴訟-東京高裁
時事ドットコムニュース(2016/09/29-17:57


東京電力福島第1原発事故への対応をめぐり、事実に反する記事をメールマガジンに掲載され名誉を毀損(きそん)されたとして、菅直人元首相が安倍晋三首相に1100万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が29日、東京高裁であった。後藤博裁判長は「主要な部分は真実と認められる」と述べ、請求を退けた一審東京地裁判決を支持し、菅氏の控訴を棄却した。
 記事は「菅総理の海水注入指示はでっち上げ」のタイトルで、安倍氏のメルマガに2011年5月20日付で掲載。事故直後に始まった原子炉への海水注入について、激怒した菅氏が中断させたのに、「注入は菅総理の英断とのウソを側近はばらまいた」などと記載した。


******************************************

菅直人元首相、悔しさにじむコメント全文 「現職首相を相手にする裁判のむつかしさを痛感」 
産経ニュース2016.9.29 19:45


 東京電力福島第1原発事故の政府対応をめぐり、安倍晋三首相(62)が発行したメールマガジンの記事に嘘を書かれ名誉を毀損(きそん)されたとして、菅直人元首相(69)が安倍氏に約1100万円の損害賠償などを求めた訴訟の29日の控訴審判決で、東京高裁が1審東京地裁に続いて訴えを退けたことに対し、菅氏は同日、コメントを発表した。全文は次の通り。

 安倍首相の虚偽のメルマガについての名誉毀損裁判で、東京高裁から控訴棄却の判決が下された。

 判決は私が海水注入を止めたという最も重要な本件メルマガの記事が事実でなく虚偽であったことを認めながら、本件メルマガの主要部分を再臨界の懸念を示した私の「間違った判断」に対する意見の表明であるから名誉毀損には当たらないとするものである。

 しかし問題の本件メルマガには「やっと始まった海水注入を止めたのは、なんと菅首相その人だったのです。」と、私が間違った判断で海水注入を止めたと断定している。私が再臨界の懸念を示したことについては、本件メルマガには何の言及もない。それなのになぜ再臨界の懸念を表明したことが本件メルマガの主要部分になるのか。明らかに問題のすり替えである。

 判決文36ページ17~18行目で「本来問題にする必要のなかった再臨界の可能性を強い口調で問題にした」とあるが、裁判官は再臨界についてなぜ問題にする必要がないと判断できるのか。原子力の専門家である斑目(春樹)原子力安全委員長自らがその場で可能性を認め、その結果注入していた海水にホウ酸を加えることになったのだ。

 結局メルマガの「海水注入を止めたのは菅首相」という虚偽の情報を、「再臨界の懸念の表明」という「間違った判断」にすり替えた判決でとても承服できない。

 現職首相を相手にする裁判のむつかしさを痛感している。しかし、判決には大きな間違いがあるので、司法の正義を信じて直ちに上告の手続きをとる。


以上:2,046文字

タイトル
お名前
email
ご感想
ご確認 上記内容で送信する(要チェック

(注)このフォームはホームページ感想用です。
法律その他無料相談ご希望の方は、「法律その他相談フォーム」に記入してお申込み下さい。


 


旧TOPホーム > 法律その他 > その他法律その他 > 二審も菅元首相の請求棄却=安倍氏メルマガ名誉毀損訴訟-東京高裁