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事務員がヤクザに監禁された事件10

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平成21年 2月25日:初稿
「事務員がヤクザに監禁された事件9」の続きです。
K弁護士は、昭和○○年12月21日、朝一番の飛行機で仙台から北海道苫室市に飛び、午前10時に苫室市郊外の空港に到着し,待ち受けていたS事務員、A社専務から事の子細を聞きながら、午前11時に相手方F社代理人G弁護士の事務所に行って和解交渉に入り、仙台のボス弁と電話連絡を取りながら、午後1時頃までにようやく合意成立に漕ぎ着けました。

○F社の強制執行停止仮処分申立の取下を受けて執行官から競売代金3000万円の銀行小切手を受け取りに行くも、競落人E水産への200万円返還約束を巡って抵抗され、押し問答の末ようやく受け取るも、今度はE水産代理人H弁護士につかまって執拗な追求を受ける窮地をG弁護士に救われ、現金小切手をG弁護士に預けて後は午後5時苫室空港発の飛行機で仙台に帰るばかりと、ホッとしたのも束の間、今度はヤクザ達がS事務員を捜して苫室地裁周辺を彷徨いているとの情報に驚愕しました。この時既に午後3時半を過ぎていました。

○この情報に屈強なヤクザの男達に監禁され脅された時を思い出したS事務員は震え上がって顔面蒼白になっています。ヤクザ達と面と向かった会ってことのないK弁護士も内心震え上がりましたが、見栄をはり平静を装って弁護士の私がついているから大丈夫とS事務員に言うも、S事務員はプロレスラーのようなヤクザ達と小柄で華奢なK弁護士を比較し、到底、安心出来ませんでした。

○兎に角、ヤクザ達と出会ったのでは面倒なことになるので、K弁護士は苫室地裁職員から裁判所の裏口を教えて貰い、そこにタクシーが来るように手配し、タクシーが裏口に到着するとS事務員と一緒に一目散にタクシーに飛び乗り、苫室空港に向かいました。この時既に午後4時近くになっており午後5時発飛行機に間に合うためのギリギリの時刻でした。

○タクシー運転手に午後5時発飛行機に乗るので急いで欲しいと指示すると近道を行くとのことでスタートしました。ところが途中で工事現場があり、渋滞で一時タクシーが動かなくなり、気のもめることこの上ありませんでしたが、何とか午後5時に空港に到着しました。到底搭乗手続に間に合わないと諦めると,何と強風で出発が30分遅れているとのことで,間一髪で間に合い、搭乗手続を終え、出発ロビーに入ったときは、これでヤクザと出会うこともないと、ホッと胸をなで下ろし、S事務員と2人、大きなため息をつきました。

○午後7時頃仙台空港に到着し、事務所に戻れたのは午後8時過ぎでしたが、ボス弁が待っていて、18日から21日まで4日間も緊迫した日々を過ごしたS事務員と21日早朝からてんてこ舞いだったK弁護士の労を料亭の豪華料理でねぎらってくれました。
以上:1,126文字

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