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離婚件数平成20年までの変遷

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平成21年 5月22日:初稿
「離婚大国-『第一生命経済研究所』レポート」で、離婚予備軍が40万6000組も居て、平成19年の厚生年金分割制度発足で平成15年以降減少していた離婚件数が、一気に増えるであろうとの予測がなされていました。

○今般、熟年離婚をテーマに離婚の話をする機会があり、その後の離婚数の変遷を調べてみると、平成14年の28万9836組をピークに、平成21年現在も減少傾向が続いています。
平成11年以降の離婚件数変遷は次の通りです。
平成11年25万0529組
平成12年26万4246組
平成13年28万5911組
平成14年28万9836組
平成15年28万3854組
平成16年27万0815組
平成17年26万1917組
平成18年25万7475組
平成19年25万4832組
平成20年25万1000組(推計)

グラフで見ると次の通りです(厚生労働省HPより転載)。
  

○平成19年厚生年金分割制度発足により熟年離婚が激増すると彼方此方で予想情報が氾濫し予備軍に警戒感を引き起こしたこと、更に実は,この制度で妻が取得できる年金は、3階建て年金制度の内2階部分の厚生年金部分のみで、1階部分の老齢基礎年金や3階部分の企業年金には及ばず、思っていたほどの金額にならないことが、理解されてきたこと等が激増しなかった理由と思われます。いずれにしてもブームに乗って安易な熟年離婚をして後悔するカップルが増えないよう願っています。

○以下、ついでに調べた江戸時代、明治時代の離婚事情についての情報です。意外に思われる方も多いでしょうが、だからといって離婚を安易に考えるべきではないと思っております。

『三くだり半と縁切寺 : 江戸の離婚を読みなおす』(高木侃著、講談社現代新書)
江戸時代には離婚はタブー視されておらず、武家夫婦の10組に1組は離婚していたというのだから、驚きである。江戸時代と地続きだった明治前期の離婚率(人口1000人に対する年間離婚件数)は約4%であり、離婚が急増したと言われる現代の2.1%(2000年)の2倍という数字である。

HP「離婚百科」
実際には江戸時代~明治前期の離婚率は高く、統計によると現在の2倍の4%前後だったそうです。農業が中心だったため、女性も働き手としての地位があり、再就職先に困らなかったためと考えられています。
武士階級にいたってはなんと離婚率は10%にも達していたと言われています。女性の再婚率は50%以上あったので、当時の女性の地位は現代がイメージしているよりも高かったようです。

「明治の結婚、明治の離婚 著者:湯沢雍彦、出版社:角川選書」
 明治時代は、半ば過ぎまで離婚がとても多い社会だった。その離婚率は昭和40年ころに比べると3倍近く、最近と比べても5割近く高い。当時、統計が発表されている諸国のなかでは日本がトップだった。

 明治16年の離婚件数は12万7162件、離婚率3.39。2004年の離婚率は2.15なので、その1.5倍も高い。明治30年までの離婚率は2.6~3.4という高い水準にあった。以降、今日までこれほど高い離婚率はない。ところが明治民法が施行された明治31、32年に急激に低下した。
 明治は親孝行の精神にあふれ、「家」の制度も強かったから離婚は少なかったはずだという現代人の認識は大はずれなのだ。


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