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「片親引き離し症候群」を紹介されました

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平成19年 9月12日:初稿
○離婚までの父母の紛争が尾を引き、離婚後、子を引き取った側が面接交渉を拒否し、家事審判に至る例も増えており、社会問題になっているとのことで、私のHPを見たある方から、「片親引き離し症候群」と言う用語を教えて頂きました。

○「片親引き離し症候群」とは、PAS(Parental Alienation Syndrome)と言う症状の日本語訳で、「離婚後に、一方の親が子供を他方の親から引き離そうとして、他方の親に対する誹謗中傷を子供に吹き込み植え付ける(いわゆる洗脳)ことによって子供が片親との関係を喪失することを指します。この結果、子供には様々な情緒的問題、対人関係の問題などが生じ、長年にわたって悪影響を及ぼすと言われ、引き離しを企てている親の行為は、子供の『情緒面に対する虐待』であると指摘されています。」とのことです。

○父と母が如何に壮絶な闘争状態になったとしてもそれは基本的に子供には無関係であり、父と母の争いに子供を巻き添えにしてはいけないことは、冷静に考えれば当然のことですが、闘争の渦中にあると相手方に対する憎しみの余り、この当然のことを考える余裕がなくなります。

○例えばひどいDVを受けたと確信している母は、あんな父に子供を会わせることは却って子供のためにならない、子供は嫌がっており、無理して会わせると却って子供が情緒不安定になり子供の精神衛生上有害であると確信しています。

○実際、父母の闘争の最中、父が母に暴力を振るう現場を目の当たりにした幼子が、それがトラウマとなり、離婚後に無理に子供を父に会わせると、会った後で情緒不安定になり高熱を発するなどして体調を崩すと訴える例を何件か扱っています。

○これに対し父の側では、確かに子供の前で夫婦けんかをした事実はあるが、暴力と呼べるような強いものではなく、母が大げさに騒いでいるだけであり、子供が父と会うと体調を崩すなんてことはなく、むしろ父と会っても、時間が来ると別れなければならなくなり、それが体調を崩す原因だと主張します。

○どちらの主張が正しいのか判断は、第3者には大変難しく、また子供自身に真相を確認することも、子供にとって酷ではないかと思われます。人間、「受けた恩義はすぐ忘れ、受けた恨みはシッカリと心に刻む」、「自己に甘く他に厳しい」と言うのが私の確信ですが、暴力を振るった方は大したことがないと思っても、振るわれた方にとっては、大したことでオーバーに騒がれて当然です。暴力や大声で怒鳴る等の暴言については、受け手は予想外に重く捉えることを自覚すべきと思っております。

○いずれにしても子供にとっては自分を生んでくれた両親の葛藤・闘争を目の当たりにすることは、大変辛いことに間違いなく、父母はお互いの争いに婚姻中も、離婚後も子供は巻き込まないことを肝に銘じて貰いたいところです。
以上:1,166文字

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